息子のメガネがポッキリ!現役時代を思い出す元メガネ屋の父、壊れにくい相棒で余裕の対応? | umetarouのブログ

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うちは今、小学1年生の息子がいるんだけど、、、

 

先日とんでもない事件が勃発した。彼の相棒、いや、もはや身体の一部と化していたメガネが、あえなくご臨終なさったのだ。しかも、よりによって鼻パッド部分がポッキリと。ええ、ポッキリですよ、ポッキリ!「まるで煎餅か!」と突っ込みたくなるほどの、見事な折れっぷりだった。


まだ、2ヶ月しか経ってないんですけど?!

思えば、彼がこの世に生を受けて、はや6年。幼稚園の年長さんの就学前検診時に、視力低下を指摘され。眼科を受診すると、まさかの遠視性弱視と診断された。

 

「え、遠視?てっきり近視かと…」と、

 

私は「元メガネのプロ」として、この瞬間を冷静に受け止めていた…つもりだった。

 

だって、世の中的には「ゲームの見過ぎで目が悪くなった!」とか「マンガの読みすぎで目が悪くなった!」みたいな話ばっかりじゃない?まさか、遠くが見えにくいんじゃなくて、遠くを見る力が育ってないなんて。人間の目って奥深い。

 

そこから始まったのが、メガネとの二人三脚生活。最初は嫌がるかな?と心配したけど、意外とあっさり受け入れてくれた息子。そこは「さすが男子!」と思いたいところだけど、実は単に「新しいオモチャが来た!」くらいのノリだったのかもしれない。

 

だって、初めてメガネをかけた時の彼の顔といったら、まるで「これで世界のナゾが解ける!」と言わんばかりの、期待に満ちたキラキラの瞳だったから。

 

そして、小学校入学を控えた今年の2月。入学準備の一つとして、新しいメガネを新調したばかりだった。

 

わずか2ヶ月。そう、たったの2ヶ月で、彼の相棒は儚くもその生涯を終えたのだ。2ヶ月て!買ったばかりのスマホを落として画面をバキバキにした時の、あの心の叫びとソックリだ。もちろん、内心穏やかではなかったが、これもまた、メガネの歴史における一つの事件として記憶に刻むことにした。

 


男子ってやつは…破壊神か?!しかし、元プロの父は二段構えだった!

「男の子は活発だから、メガネも壊れやすいよ」

 

そう言われてはいた。

 

耳にはタコができるほど聞いていた。

かつてメガネ販売業に身を置いていた私も、そのセオリーは熟知している。

なんなら、お客さんに伝えていた。

 

だからこそ、予防線を張って予備のメガネも購入していた。ええ、準備万端でしたとも!まさか、こんなに早く、その予備が登板することになるとは夢にも思わなかったけどね!

 

壊れたメガネを見て、妻が一言。「ああ、やっぱり男の子だね〜」

 

いやいやいや!「やっぱり」じゃなくて、「早すぎだろ!」と心の中で叫んだ。

 

思えば、息子が幼稚園の時も、オモチャはしょっちゅう壊していた。レゴブロックで作った剣は、まるでガムのようにぐにゃぐにゃに曲がり、プラスチックの車は、なぜかタイヤが一つない状態で発見されたり。彼にとって、この世の全ての物体は、耐久実験の対象なのかもしれない。

 

しかし、私もただの親ではなかった。伊達にメガネを売っていたわけではないし、私自身もメガネを数本所有し、TPOに合わせて掛け替える生粋のメガネ愛好家だ。壊れることを見越して選んだ予備のメガネは、ただのスペアではない。これがまた、なかなか優れものなのだ。

 

まず、一つ目の秘密は**「鼻パッドがないタイプ」**であること。ポッキリ事件の犯人はまさにこの鼻パッド部分だったわけだが、予備のメガネにはそもそもそんな弱点が存在しない。物理的に壊れにくい構造を選んでおいたのだ。我ながらナイス判断!

 

そして二つ目の秘密は、「赤色」。息子が選んだ大好きな色だ。そして少し大きめのフレームを選んだので、現状、彼の顔にもしっくりきているらしい。子どもの「好き」って、何よりの力だからね。壊れにくい上に、お気に入り。これぞ、完璧な予備メガネ!プロの経験が活かされた瞬間だ。

 


「見えてる」と「育ってる」は別問題!

今回のメガネ破損事件で、息子に聞いてみた。「メガネなくても見えるの?」すると彼は得意げに答えた。「うん!だって、これでいつも外で遊んでるもん!」

 

そう、それが問題なのだ。彼は遠視性弱視。メガネがなくても、日常生活ではそこそこ見えているらしい。外で遊ぶ時や、体育の時なんかは、破損を恐れてメガネケースにしまわせていた。それが、彼の「メガネがなくても大丈夫」という認識に拍車をかけているのかもしれない。

 

でもね、親としては、そうはいかないのだ。遠視性弱視の場合、メガネは単なる視力矯正器具ではない。

それは、

 

目の発達を促すための治療器具

 

なのだ。脳に適切な情報が送られることで、視力が育っていく。つまり、メガネをかけていない時間は、目の成長機会を失っている時間と言っても過言ではないのだ。

 

「見えている」と「育っている」は、全く別の話。ああ、このニュアンスを小学1年生にどう伝えれば良いのか、頭を抱えるばかりだ。かつてお客様にメガネの重要性を説いていた私だが、我が子のこととなると、これがまた難しい。

 


鼻パッドポッキリ事件、その後

さて、肝心のポッキリ折れてしまったメガネだが、修理できるか検討中だ。購入したメガネ屋さんに相談に行こうと思う。なんとかなるといいけど、、、。

 

そして、この事件を通して、改めて考えさせられたことがある。

  1. メガネの耐久性問題: 今回の事件で改めて確信した。「鼻パッドなし」という選択は正解だったと。次に壊れた時も、このタイプのフレームを優先的に検討しよう。できれば車のタイヤくらい頑丈なやつで。
  2. メガネとの付き合い方: 外遊びや体育の時など、破損リスクが高い場面では、必ずメガネを外してケースにしまう習慣を徹底させること。そして、家の中での過ごし方についても、もう少し目を光らせなければならない。例えば、床に寝そべって本を読むときはメガネを外すとか、テレビを見る位置が近すぎないかとか。私も自宅でメガネを掛け替える際、ちゃんとケースにしまっているか、息子はしっかり見ていることだろう。
  3. 親の心構え: 何度壊されても、ドンと構えられるほどの肝っ玉父さんになること。…これは、かなりハードルが高いが、息子の目のためなら、頑張れる気がする。たぶん。私自身、メガネを数本持っているから、気持ちの切り替えは早い…はずだ。

今回の鼻パッドポッキリ事件は、我が家にとっての**「メガネ災難」**だった。しかし、この予期せぬ登板劇を通して、息子がメガネとの付き合い方、そして彼自身の目の大切さを理解してくれる良い機会になったと思う。そして、父の先見の明が、まさかこんな形で役立つとは…ふふふ。

願わくば、次にメガネが壊れるのは、もう少し先でありますように!そして、息子の目が、メガネと共にすくすくと育ってくれますように!