今日のレッスンでのこと。
小2のKちゃんは、
田丸信明さんの夢みるピアニストシリーズを使っていて、
今日はその中の1曲、「かり」をレッスンしました。
レッスンでは、どんな曲でも、まず通して弾いてもらいます。
たとえ音ミスがあっても、リズムが間違えていても
、
(あまりに聴くに堪えない時は止めてしまうけれど・・)
とにかく何があっても最後まで弾き切る、というのは、
演奏家では当然の心得なのですから。
普段のレッスンでも、ある程度の緊張感をもって
演奏してほしい、という私からの無言のメッセージでも
あります。
(生徒さん達に伝わっているのかしら・・・?)
まあ、それは置いといて。
Kちゃん、その「かり」を最初に通したとき、
それはそれは、とても美しく、やさしい音で弾いてくれました
私は、ちょっとびっくり。
だって、狩りって、こんなに優雅なイメージなのかしら・・・?
そこで、質問!
まず、
「狩りって知ってるよね?」
すると、
「鉄砲とかで、動物を撃ったり…」
「そうそう、それならさ、もう少し勇ましい雰囲気とか、
強そうな感じじゃないの?」
「え~やだ~。怖いし。でも、ここのフォルテのところは、
バンッ!って撃ったところにしようかな・・・」
ふーん、なーるほど。
Kちゃんは、狩りでも、やさしい狩りにしたいのだなあと思いました。
それはそれで良し。
バンッ!って撃った衝撃のフォルテも良し。
またレッスンで、オリジナルの解釈が生まれて、
それも、生徒さん自ら考えてくれて、
とても嬉しい時間でした。