やさしい狩り | pianist 梅澤美穂子のポジティブなつぶやき

pianist 梅澤美穂子のポジティブなつぶやき

親子でほほ笑むコンサート企画「ミルテスタジオ」代表。2児の母。企画コンサートのお知らせや自宅レッスンのこと、その他日々のことを綴っています。

今日のレッスンでのこと。



小2のKちゃんは、


田丸信明さんの夢みるピアニストシリーズを使っていて、


今日はその中の1曲、「かり」をレッスンしました。



レッスンでは、どんな曲でも、まず通して弾いてもらいます。音譜


たとえ音ミスがあっても汗、リズムが間違えていても汗


(あまりに聴くに堪えない時は止めてしまうけれど・・)



とにかく何があっても最後まで弾き切る、というのは、


演奏家では当然の心得なのですから。


普段のレッスンでも、ある程度の緊張感をもって


演奏してほしい、という私からの無言のメッセージでも


あります。ニコニコ


(生徒さん達に伝わっているのかしら・・・?)




まあ、それは置いといて。


Kちゃん、その「かり」を最初に通したとき、


それはそれは、とても美しく、やさしい音で弾いてくれましたビックリマーク



私は、ちょっとびっくり。


だって、狩りって、こんなに優雅なイメージなのかしら・・・?



そこで、質問!


まず、


 「狩りって知ってるよね?」


すると、


 「鉄砲とかで、動物を撃ったり…」



 「そうそう、それならさ、もう少し勇ましい雰囲気とか、


  強そうな感じじゃないの?」



 「え~やだ~。怖いし。でも、ここのフォルテのところは、


  バンッ!って撃ったところにしようかな・・・」




ふーん、なーるほど。


Kちゃんは、狩りでも、やさしい狩りにしたいのだなあと思いました。


それはそれで良し。


バンッ!って撃った衝撃のフォルテも良し。



またレッスンで、オリジナルの解釈が生まれて、


それも、生徒さん自ら考えてくれて、


とても嬉しい時間でした。ニコニコ