私は、未だ 利用したことがないのですが、街角や駅施設で見かける「1,000円散髪」のチェーン店。
料金が安いこと・散髪時間が短いことはさておき、「散髪後には洗髪をせず、掃除機のようなもので髪くずを吸引」 というのが特徴です。
実は、半年以上も前のこと
とある ブロガーさんの記事を読み、この「1,000円散髪」業界を標的にした 攻勢があることを知りました。
http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20100325
具体的には、下記のような観点から「洗髪台設置条例」を制定。
・散髪後に洗髪をせず 髪くずを吸引しただけの人が、散髪後に 雑踏をうろついたり 飲食店に入店することは 不衛生である。
・不衛生状態が 発生することを防ぐため、店内に 洗髪台設置を義務付ける。
・ただし、洗髪をするか否かは 利用客の意思に委ねる。
最低でも 店内に一台の洗髪台を設置する場合、スペースの捻出や 配管の手配が必要ですから、結果的には 出店抑制に繋がるわけです。
まあ言ってみれば、「既成勢力による規制攻勢」です。
で 先日、別のネット記事を読み びっくり。
なんとまあ 既に、23道県で このような条例が制定済み(規制方針)だとか。
http://getnews.jp/archives/86557
県名表記はなかったのですが、「道県」ということは 東京都・大阪府・京都府は未制定(規制せず)。
北海道は 制定済み。
残りは 43県のうち 半数以上の22県が制定済み。
恐らく、都市部の県が 未制定(規制せず)で、過疎地の県が 制定(規制方針)でしょうね。
皮肉なもんです。
散髪後に 雑踏をうろついたり 飲食店に入店することが多い「都市部」では 洗髪強要の方向ではなく、「過疎地」では その逆とは。
過疎地にて 「既成勢力による規制攻勢」を 仕掛けたとしてもねえ・・・
効果は ないでしょ。
結果として、地域そのものが フェードアウトですから。