昔 経験した、「どうでも良いような馬鹿みたいなこと」が、何となく役立つケースって ありますよね。
先日、渋マガZの「ラジオドラマ脚本」の応募作品を作成していたとき、ふと 昔のことを 思い出しました。
実を言うと 私が勤務している企業グループは、「社員意見発表会・業務研究発表会・QCサークル発表会・自己啓発勉強会」などが 大好きなんです。
私も 若い頃は、強制的に参加(発表)を 強いられました。
こういう発表会では、発表内容の優劣は 二の次なんですよ。
大切なことは、各職場単位で 何名の応募があったか、そして 参加率は何パーセントなのか ということ。
言い換えれば、中身より 形式が重んじられるわけです。
発表会のために作成する文書は、既出のものを 参考にすれば良いわけで、あとは 所定の枚数(字数)に纏めるだけ。
こういう経験を繰り返せば、中身はともかく 即興の文書を作成する能力は 身についてきます。
それ以外にも 私の職種柄、報告書・始末書・稟議書の類は 定期的に発生しますからね。
こういう積み重ねも 役に立ったのかな。
そういえば、世間一般の感覚からすれば 「ありえねー」というような経験も しています。
十数年前、当時 私が勤務していた職場は どちらかというと 会社の本流から「コースアウト」したような箇所でして、覇気のない社員が 多く居ました。 私も その一人でしたけど・・・。
で 新しく着任した管理職は、職場活性化の一環として 「自己啓発の勉強会」を興したい と画策。
ちょうど 業界紙の西日本支社の重役に、その管理職の大学の先輩が居ましたので、その重役を講師として招き、「文書作成講座」を 月一回 開催することになったんです。
毎回 お題が出て、Wordで800字程度の原稿を作成。 受講生(そこの職場の社員)同士で批評しあうという なんとまあ牧歌的な講座でした。 もちろん 勤務時間中にですよ。
講座終了後は、必ず その重役さんを接待。 本当は こちらが メインだったんですね。 だって講師である重役さんは、管理職の大学の 先輩なんだもの。
ちなみに お題は、初期の頃は 「プロ野球について」とか「幼少の思い出」などでしたが、回を重ねてきたら 「一期一会」とか「勇気ある行動」などのように、やや抽象化してきましたね。
まあ こういう馬鹿馬鹿しい経験でも、いつか何処かで ほんの少しは 役に立つわけですよ。
ある意味、「人生の経験に 無駄は無い」のかも。
えっ? こんな内容を ブログ記事にすることや、この記事を読んだりすることが、無駄やろですって?
うーん。 まさに そのとおりかも知れませんね。