▼記事一覧
目次
1.過去の得点分布と最低点/2024年の最低点
2.得点率の目安
3.学費無償化で志願者爆増!?
【更新予定】
・1月17日中:一般公開されたリサーチの点数分布から最低点予想を修正しました。
・2月第2週:出願状況とリサーチの点数分布から最低点予想を再修正します。
→志願状況が2023年度以上、22年度未満の結果だったので予想を一部下方修正しました。(2/3)
はじめに
受験勉強お疲れ様です。
都立大法学部に入って早3年、就活も落ち着いて暇になったので都立法の入試情報について、また今年分の情報を加筆していこうと思います。駄文ですがよかったら見ていって下さい。
二次試験まであと一か月です。頑張ってください。
国語は現代文はとにかく簡単なので過去問を回しまくって「求められている解答」をいかに再現できるかを徹底しましょう。古文は難易度が高いので、基礎問題は絶対に落とさず、それ以外の問題も途中点くらいは稼げると良いと思います。
二次試験で社会科目の方は、論述対策の参考書を今からでもいいので極めて行きましょう。 (2024/1/17追記)
【要点】
💡去年の反動で共テボーダー1ランク上昇も、無償化の影響はあまりなさそう
💡2022年度以上はないが、去年よりは確実に厳しい戦いに
💡合格最低点は770点~790点ぐらい、800超えはなさそう。
💡足切り危険水域は71%(530点台以下)
💡今年もリサーチの判定はあてにならない(合格者数以上にA判定を出している)
💡志願者数は前年比80人増
1.今年含む過去3年分の得点分布と最低点/2024年の最低点
【2021年リサーチ】
A判:660~
B判:630~
C判:610~
D判:590~
【2022年リサーチ】
A判:620~
B判:600~
C判:590~
D判:580~
【2023年リサーチ】
A判:600~
B判:580~
C判:560~
D判:548~
【2024年リサーチ】
A判:608~
B判:593~
C判:575~
D判:555~
※2021年は現役時の私の点数です。それ以降の点数は事後のシステムに適当な値を入力しています。
画像は、河合塾バンザイシステムで事後的にリサーチ結果に点数を当てはめられるシミュレーションによるものです。
(入力した得点がリサーチ全体に影響するものではないので虚偽の点数をリサーチで提出したわけではありません。)
・過去3年間の合格最低点の推移
※調査書10点分を除く
※共テ平均は国英歴3教科の全体平均(都立大以外含む)
※足切は共テ順位900位以下に実施。
2021年【足切あり】
>合格最低点 801/1050
>合格平均点 835/1050
>リサーチ平均点 563/750
>共テ平均点 310/500
>足切ライン 76%前後
>受験者数 1207人
2022年【足切あり】
>合格最低点 780/1050
>合格平均点 820/1050
>リサーチ平均点 552/750
>共テ平均点 306/500
>足切ライン 73%前後
>受験者数 1168人
2023年【足切あり】
>合格最低点 734/1050
>合格平均点 782/1050
>リサーチ平均点 534/750
>共テ平均点 297/500
>足きりライン 69%前後
>受験者数 1036人
2024年の最低点目安:765/1050
(厳しく見積もっても:790/1050)
>合格最低点(予想) 770-790/1050
>合格平均点(予想) 800/1050
>リサーチ平均点 538/750
>共テ平均点(予想) 300/500
>足切ライン(予想) ~71%程度
>受験者数 1116人
▲3年分の得点データと2024年の予想
(3年前から配点が変わってるので
3年分の得点推移出してるサイトはないと思います)( ・´ー・`)ドヤッ
共テリサーチのボリュームゾーンは2021年から3年連続で下落していましたが、
今年の共通テストリサーチでは、去年に反発して若干平均点が上昇しました。
間違いなく2023年度よりも厳しい争いになりますが、2021年度の最低点800点レベ
ルまでは回帰せず、最低点は高くとも2022年度の780点、どんなに異常事態が起きても800点は超えないと思われます。
結構厳しく見積もっているので、実際は750~760点くらいになりそうではあります。
ただ、
・志願期間中に都知事が無償化の詳細を公表する。
・都立以上の国立のリサーチ結果が振るわなかった組や、私立共テ組で結果が振るった層で、リサーチ結果を出していない受験生が多くいる。
といった事情でボリュームゾーンの換算80~83%ゾーンに、50~100人程度の流入があるかもしれないので、最低点は幅を持たせて最大で790点、どんなに高くても800点という形で二次試験の得点目安を計算しました。
二次試験が極端に易化・難化した場合は下記の計算の限りではありませんのでご了承ください。
2.得点率の目安
去年の調査書10点分を引いた最低点が734/1050くらいだったので、これを基準に考えていきます。
今年は、授業料無償化という激アツイベントがあったので、ライバルが増えるのではないかと心配な方のためにかなり厳しめに見積もった場合の合格最低点も出してみました。↑の最低点目安も無償化で滑り止めにする受験生が超増えた場合の目安なので結構多めに見積もっています。(『志願者爆増したら&易化』の欄です)
どんなに二次試験が易化したり、上位層がいきなり流れ込んできて志願者が爆増しても『志願者爆増したら&易化』の項目の点数取ってれば間違いなく受かるだろうっていうくらい厳しめに見積もっています。
(2024.2.3追記)
志願状況が2023年度以上、2022年度未満で間違っても最低点が800点を超えることはないと思われるので該当項目は取り消します。
【計算基準】
合格最低点は
二次試験難易度が難化したら745点
二次試験難易度が例年通りなら765点
二次試験難易度が易化したら790点
めちゃくちゃ志願者爆増したら800点
と仮定して、目安の点数を考えていきます。
【合格のボリュームゾーン】
厳しめに見積もって共テ 80~83%(換算)
ぐらいだと思います。
【共通テスト得点率別の二次試験の必要点数目安】
▶ほぼ間違いなく合格:換算87%~
(二次試験で半分切っても合格できる可能性が高いです。
換算90超えてるなら外語大の3教科で行ける学科とか、
広島大法学部後期とかも合格可能性があります。)
<二次試験で必要な点数>
志願者爆増&易化の場合→~148点必要
二次試験易化の場合→138点以上必要
例年通りの場合(最低点)→112/300点以上必要
二次試験難化の場合→92点以上必要
▶安心して二次試験に臨める:
換算84~86%
例年(最低点750程度)は二次試験で105~120点で合格できますが、
最低点が2021年並みの800点に回帰すると、二次試験で必要な点数は155~170点です。今年は85%クラスでも英語や地歴の調子が良い私立共テ組が流入してくる可能性があり、油断すれば落ちます。
<二次試験で必要な点数>
志願者爆増&易化の場合→155~170/300
二次試験易化の場合→145~160/300
例年通りの場合(最低点)→120~135/300
二次試験難化の場合→100~115/300
▶合格ボリュームゾーン:
換算80~83%
今年は無償化で私立専願March共テ組が
「都立大無償化したからとりあえず受ける」と流入してくる可能性があり
最低点付近が激戦になる可能性があります。
最低点が2021年並みの800点になった場合は
このゾーンは2次試験6割未満だと落ちます。
<二次試験で必要な点数>
志願者爆増&易化の場合→175~200/300
二次試験易化の場合→165~190/300
例年通りの場合(最低点)→142~165/300
二次試験難化の場合→122~145/300
▶二次試験でなんとかなる:
換算76~79%
<二次試験で必要な点数>
志願者爆増&易化の場合→210~230/300
二次試験易化の場合→195~220/300
例年通りの場合(最低点)→172~195/300
二次試験難化の場合→152~175/300
▶第一志望ならあきらめるな:
換算72~75%※72%はかなり確率は低いが足切り可能性あり
<二次試験で必要な点数>
志願者爆増&易化の場合→240~260/300
二次試験易化の場合→230~250/300
例年通りの場合(最低点)→202~225/300
二次試験難化の場合→182~205/300
▶足切りの可能性は高い...:
~換算71%
例年は切られるとすれば69-70%くらいで足切り。
900位以下は切られます。
正直このラインの場合は二次試験で自身の受ける科目がめっちゃ相性が良くて、
かつ他の科目は悪問奇問ばかりで平均点がえげつないほど下がる。
みたいな奇跡が起こらない限りは相当厳しいですが、70%あるなら足切り免れるかもしれないし、
足切りされたら返金されるので、チャレンジする価値はあります。
リサーチの累計順位分布からすると、
今年は530点台は危険水域、520点台以下は高確率で足切りです。
*二次試験の必要得点目1安の計算方法
無償化で志願者爆増:800-(750×換算得点率)
二次試験易化:790-(750×換算得点率)
例年通り :765-(750×換算得点率)
二次試験難化:745-(750×換算得点率)
一番上の式で計算しとけば間違いないです。多分そんなに最低点上がったりしないので。
3.学費無償化で志願者爆増!?
元々私立受験者の併願・滑り止めとして受験されることが多い都立大法学部ですが(筆者も早慶と併願して落ちてきました)
今年は所得制限なしの学費無償化も相まって、「とりあえず受けておこう」という併願勢だけでなく、安全志向を持った国公立勢が上からおりて受けに来る可能性が十分にあります。
案の定、今年のリサーチ結果はぶり返しました。
ただ、2022年度(2年前)以上に難しい戦いになるわけではなさそうです。
無償化をもくろんで受験者数が爆増するとすれば来年以降の話かもしれませんね。
▼都立法の受験対策
▼ダブル合格で迷ったら