テーブル越しだったが、目の前に彼が居ることに違和感を覚えている。


 こんなデートっぽいこと、自分が本当にこれからもチャンとできるんだろうか

 と、かなり不安で一杯になった。



 夢斗は夢斗でそんなことお構いなしだし…



 ん~じっさいどうも思ってないんだろうなぁ~


 まだまだ、読めないつかめない事がまだ、夢斗の事が分かってないと

 なるんだろうなっ…



 今はこのタイミングを、雰囲気、臭いを感じ取って少しでも彼の事を

 
 知りたい。分かりたい。


 
 パフェは食べ終わり、食後?のコーヒーを彼はた頼んだ。


 コーヒー派なんだ…


 自分は紅茶を頼んだ。ミルクティー。


 夢とはミルクも、砂糖も入れずにそのまんま、ブラック。


 なんか大人の彼が少し、うらやましかった。



 自分は砂糖を2本、ミルクたっぷりを嬉しそうに入れた所、



 「おまえ、おこちゃまだなぁ~なんだ、紅茶じゃなくなってんぞ。」



 「いいでしょ、こっちの方が美味しいんだから!。」



 「へえ~。」

 


 馬鹿笑いする、彼にすこし、なんだ!と思ったが、突っ込まれて嬉しかった。


 しかも、「お前」だななんて…ほくそえんだ。


 


 彼の事が一つ一つ、気になっているこれで日記が1冊つぶれるわぁ~本当に



 それとも一つ、気になる事が。

 


 前もそうだが、高校生の割には、リングをつけている。

 しかもピンキーリング。

 


 このリングの意味はなんだろう。

 


 これはかなり気になるが、今は聞くタイミングじゃないと思ったので、

 手帳に記入をした。



 自分の事はどう思われているんだろう。


 そればっかり気になった。


 相変わらず、彼は外の行きかう人達がきになるのか、窓の外を見ている。


 でも、同じ割合でこっちも見てくれている。


 会話が少ない、多いは分からないけど、チャンと聞いて、的確に教えてくれる人

 だなぁと思っていた。

 


 夜も静かに、闇に包まれて行く。



 ライトアップも綺麗に輝き出してきた。



 

普段からあまり、人ごみの中は得意な方ではないんので、人目を気にしながら

 歩いていった。


 でも、今日は隣に心強い仲間がいるので、何とも安心だ。


 表玄関をすり抜けてを抜けて、左の脇のパフェ屋に入っていった。

 
 甘いものが大好きな私は、ここのパフェがかなりのお気に入りだった。



 夢斗は好きなのかな?、こうい場は大丈夫かなと思いながら、少し気にしていた。



 店内に入ると、ガラスばりは行きかう人達に見られながらなので、少々恥ずかしい

 想いだった。


 それを横目にあまり気にしないのが、彼でそれもまた、不思議な人だった。


 外を見渡すと思ったら、嬉しそうにしゃべりだす。


 つかめない人だったが、自分もそう思われているのかなとも思った。



 色々な面で共通点があるが、それでも違う所もありで、面白かった。



 ふいに、質問をしてきた。

 「ねぇ~、好きな人とか今いるの?」

 


 ざっくばらんに話しをしている中、不意な質問だった。


 予想だにしていないことだったので、びっくりした。



 「ん~どうだろう、気になる人はいるけどねっ。」



 そういうあいまいな表現が精一杯だった。



 「そっかぁ~、なんかそんな風に見えないなぁ~と思って…

  嬉しそうに、パフェほおばるし、話す時本当に嬉しそうに話しをするし、

  なんか、見ていて気持ちがいいよ。」



 褒められた。とおもって嬉しかったが、でもなんか素直に受け止められない。

 


 「えぇ~そんなことないよ。夢斗だって、かなり不思議な人なんだけど。」


 「えっ、そう?自分が?そんなこと……あるかっ、あははははは。」

 


 自分も笑ってしまった。



 やっぱり変な人だ。でも、好きになるのには、あまり原因とかないから、まぁ

 今のままでもいいかと、納得した。



 少年ぽい所とか、かなりうけるし、それでも大人びた所は少々魅かれた。


 


 「夢とかあるの。俺は、一流のコックか、ビジネスマンになりたいんだ。

  だから、大学も行きたいし。」



 「ん~夢かぁ~なんか漠然としているけど、好きな人と出会って、幸せな家庭に

  あこがれているんだぁ~。」



 「へぇ~女の子だねっ!案外、意外かも…。どんな人がタイプなの?」



 「そうだなぁ~すきになった人がタイプかな?」



 「なんだ、それ!?んじゃあ、分からないよぉ~…」



 正直に、夢斗の事を話したかったがそうできなかった。


 恥ずかしいのもあるし、そんないきなりはさすがにいえなかった。




 「夢斗はタイプの女性はいるの?」



 「おれはねぇ~、料理が上手くて、時にはちゃんと怒ってくれてしっかり者で

  抜けている人かな?あは」



 やっぱり分からない。多分自分の事は言ってないし、その通りなのかなぁ~…

 


 困惑をしているのは、本当だった。

 


 好みにはなれないけど、それに近づこうと思った。



 パフェを食べる手は止まらなかったが、何時も胸はどきどきしていた。



 緊張ではなかったが、鼓動が聞こえるんじゃないか心配だった。




※本編にもどります※




 自分は恐怖から、取り去って安心感で、足の力が入らない状態だった。


 そんな姿を見た、夢斗はぐいっと、上に持ち上げて、私を起してくれた。



 「大丈夫か?」



 「うん、大丈夫、それにしても、こんな人ごみの中良く分かったねっ」



 「まぁねっ、なんか逆にちっこいから、合間合間で見れたのかも…(笑)」



 
 失礼な言葉の中にも、なんか楽しげに話す、夢斗が少年の様なまなざしをしている。


 でも会えた喜びが大きく、大きい体を下からみて、笑顔になった。


 夢斗も笑顔で返してくれた。


 嬉しかった。


 本当に嬉しかった。


 今ではもしかしたら、一番大事な友達かもしれないという錯覚にもなっていた。



 錯覚じゃなくて、本当だったらいいんだけどなぁ~…


 私は立ち上がって、直ぐに


 「じゃあ、行こっか。」


 と歩き始めた瞬間、すっと、手が伸びてきて、夢斗の左手と

 私の右手が、触れて、指と指をからませた。



 そう、手を繋ぎにきたのだ。


 
 心臓ばくばくして、なんか一瞬時が止まった気がした。


 
 隣をみると、平然としている夢斗がいた。

 
 …ん?どういうこと??


 と心の中で何回も、確認をしたが、なかなか聞き出せないでいる自分が腹ただしい。


 「ん?どうした?」


 なんて、普通の顔して言われたら、なんて答えたらいいか分からないんだよ。


 「ん、これなにっ?」


 と、組んである両手をあげて、夢斗の前に差し出した。


 「えっ、手繋いでいるだけだよ…いけない?」

 


 「いけなくはないけど、いきなりはびっくりするよぉ。」

 


 「そっかぁ~さすがに、ん~ごめん、でもまっいいか。」

 


 なんか、良く分からない言葉だと最初は思ったが、でもなんか

 本当にどうでも良くなってきているので、まぁ~これもいいかと思えてきた。

 


 でも、こういうかいわってなんだか幸せだなと、そこで初めて実感したのも

 確かであり、こんな経験はそんなしょっちゅう味わえない事なんだとも思えてきた。

 



 私たちは勢いよく、そごうの中に、少々軽い足取りで入っていった………