これまでの旅行記はこちらをどうぞ。
着物でエジプト旅行(5)アラカン イータベ ルクソール ホテル
ルクソールの主な観光地の出入り口には、お土産屋さんが軒を連ねています。どこの国の観光地にもありますが、そこを通らないと出入りできない仕組みです。
この客引きが相当しつこいのはエジプトならでは。
全部無視していましたが、このままだと、何がいくらか相場が分からないし買い物ができない、と思い、ちょっと冷やかしに入ってみたりもしました。
エジプトの商売人は、悪徳呉服屋もしくは某無料着付け教室の展示会並みに強引なので、ストレスになる人も多いみたい。
NOが言えない人だと、エジプト旅は大変だろうな、と思うのはこんなところにもあります。
Bobのタクシーに乗って、次の目的地ハトシェプスト女王葬祭殿へ。
・・・の前に、エジプトの代表的な工芸品アラバスターの工房へ。
よくツアーで連れて行かれる、工房兼店舗のやつですね。
行かないと言えば行かずに済むようでしたが、興味あったのと、Bobのタクシーチャーターは安かったので、連れていくBobにマージンが入るならそれも良いでしょう、ということで行ってみました。
原材料とか、制作現場を見せてくれました。
その後、気に入ったスカラベの置物があったので値段交渉に。
夫と豊洲の「ラムセス大王展」に行ったとき、物販コーナーにアラバスター製の置物がたくさん売っていたので、エジプトで買う方が安いから1つ買っていこう、と思っていたのです。
手術を控えている夫に、幸運のモチーフを、と。
で、この値段交渉がすごかった！！
まず提示されたのは、9,000EGP。
日本円換算は×３だから、27,000円。
おいおい、手のひらサイズの小さな置物がそんなに高いわけないだろうが！！
横から母が、900EGPは？と電卓で示す。
おっと！いきなり1/10かよ？！母、強気！！
と思ったら、OK、1200EGPで良いよ、とエジプシャン。
え？！まじか、1/10に値切られる前提かよ？！
結局さらに値切って、1000EGPで交渉成立しました。
27,000円が、あっさり3,000円に。。。
しかし、割とあっさり決まったし、クフ王の小さな置物もおまけにつけてくれたし、これでも相場より高いんじゃないかと思いました（何しろ相場がよく分からない)。
が、やはりここでエジプシャンは終わらない・・・！
私が会計を済ませた後、店内の奥のエリアに連れて行かれました。
で、母が着いてこようとすると、来ないで良い、と。
なぜか私だけ連れて行かれたのでした。
そこで言われたのは、「今回良い仕事をしたから、金くれ。」
・・・「は？！」
あまりに予想外だったので、自分の英語力が足りないのかと思い、３回くらい聞き返したけど、どうやら、冷たいお茶出したり、アラバスターの説明したり、値段交渉したり、プレゼントもあげたり、良い仕事したんだから、チップとしてお金をちょうだい、ということのようでした。
そんな金やるか！ボゲェ。それが商売っつーもんで、お前が良い仕事したから、お前んとこの商品買ったんだろが！！どこの国にそんな商売の仕方あんだよ！こっちだって日本で商売人やってんだよ！！！
・・・と心の中で思いつつ、「私は置物を買ったんだから、これ以上のお金は払わない。」とだけきっちり言いました。
OK,OK,とすぐに引き下がってくれました。
NOをはっきり言うと、意外にもすぐに引き下がってくれるのは、彼らがカツアゲしているつもりはなく、獲れる人からは獲れるだけ獲るのが良しとされている(?)エジプシャンの独特な商売方法のせいかと思われます。
最後にBobのタクシーに戻って、記念撮影。
エジプシャンとの攻防戦、第一ラウンドを終えた顔。
Bobにアラバスターを買ったと言ったら、ペットボトルの水を工房から１本ずつもらってくれました。水を買うのもボラれるし、相変わらず小額紙幣が常に足りてないので、助かった〜
来店予約/オンライン接客は、前日までに予約サイトよりご予約下さい。
定休日：水 その他不定休多め
時間：12：00～19：00
場所：二子玉川駅徒歩５分
東京都世田谷区玉川3-28-2ハイツリバーサイド101
駅からの詳しい道順はこちらをご覧下さい。
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