私の幼馴染にはいわゆるバツがついているのが何人かいてですね
私はもともと結婚というものに対して「非常に無理がある制度」と考えて生きてきた人間なので、離婚して地元に戻ってきている友達に対してなんのネガティブな印象もありません。
もともと家族同然に育ってきてお互いをよく知っているような仲の人間ですし、離婚した友人たちにとって夫にあたる立場の人たちは私からすると「自分よりもあとにやって来て、自分よりも先に帰っていった客」のような感覚を抱くというか、なんかこう、幼い頃から見知っている人間(幼馴染)の人生のほんのひとときを占領して、そして、去っていた人、なだけです。
相手がきちんと養育費を払ってくれる人であるのであれば「人生、そゆこともあるよね」ってな感じで、以上。
で、私の周りはというと、離婚したあと、子を連れて都会から戻ってきているタイプが多いのですよ。
地域に散在する空き家を買って、実家から近いところで実両親の手を借りながら子育てしている人が多いんですよね。
なにそれめっちゃいい。
最近の田舎の古民家安いのでね
「〈シンママになって家を買う〉がこのあたりの最近のトレンドなんよ」なんて茶化す友達もいます。
田舎っていうのは小さくても5LDKとか6LDKとか一軒家が当たり前だったりもするので実家に身を寄せて実両親に子を任せてバリバリ働いている友達もいる。
離婚して帰ってきた友達の親なんかも「孫の世話で大変じゃあ」とか言いながらもまんざらでもなさそうだったりで嬉しそう。
都会から連れて帰られた子供たちも、年齢にもよるけれど、小さい子はおじいちゃんおばあちゃんと一緒に暮らせて嬉しそう。
母親のメンタルが安定するからか、田舎に帰ってきてからの方が結婚生活頑張ってた頃よりも子供たちの問題行動が減った、という話も伝え聞いたりします。
全員が知り合い同士のような私の地元では、実両親に限らず、地域の大人が自分たちの成長を幼い頃から見守ってくれていた存在なんですよね
そんな自分たちが都会から連れて帰ってきた子供を可愛がらないわけがなく。
なんなら、そこのコミュニティに属していたサラマの子供たちというだけで、年に一度程度しか帰国しない我が子たちに対しても非常にinclusiveな態度で接してくれますし、子供ってのは敏感だから、そこの土地に「自分が受け入れられている」ことを感じると思います。
結局、
過疎ゆえに学校は少人数体制。
野菜はすべて無農薬で畑から取ってきたものがすぐに食卓にあがるサイクル。
一歩外に出たらリアルネイチャーで、遊び方は無限。
道を歩く大人はみんな知り合いで治安に問題もない。
子供が巣立ったあとも、茶飲み友達(その土地に暮らす自分のことをよく知る人間)はいくらでもいる。
贅沢な暮らしにため息でちゃうね。
いいなー、私も、
シンママになって地元に古民家買いたい。
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田舎に残る里山文化
フツーに500年とか越える樹木が生えている私の故郷