実は実は。
俗にいうところの小学校お受験をしていたケニ子ちゃんです
そして、実は実は。
子自慢で恐縮ですが、ケニ子は、高い倍率をくぐり抜けて、デンマークにたった一校だけある英語科のある公立インター小学校に受け入れていただけることが決まったのです
というわけでこの夏から公立の小学生になるケニ子ちゃん。
サラマ、純ジャパでこの学校の英語科に在籍している子供を他に知らないのですね。
デンマークのインターは国籍バランスを考えて生徒を取るので純ジャパであることが良いふうに作用したのかもしれませんし(「レア国籍みっけ!」的な)、ありあまる思いを願書にぶつけた母サラマの熱意が伝わったのかもしれません。
が、ここはひとつ、どういう内容のスクリーニングが行われたのかが外部からは計り知れないこの状況下ではありますが、我が家の可愛いケニ子ちゃんがたったひとりで臨んだスクリーニングにて己の資質を適切にアピールでき、なおかつそれがその学校において受け入れるに相応しいポテンシャルがあると判断されたのだ、ケニ子の手柄だ、と我が家では楽天的に解釈することにしています
サラマはですねぇ。
受かってくれてやっぱり嬉しかったですよ。
ケニ子の頑張りが望むかたちで報われたことが一番嬉しかったです。
そして、それと同じくらい、我が子が「公立の学校に行く」、つまり、我が子が、「デンマークの公立に行くような家庭の子供たち」、言い換えれば、「平均的収入のデンマーク人家庭の子供たち」なわけですけれどもね、そういう子供たちと知り合い、ともに育っていけることを嬉しく感じている母なのでした
いろんな価値観があって良しと思いますし私立小学校を良しとする嗜好を否定するつもりはまったくありません。
が、
サラマの感覚としては付き合いのあるイタリア人ママがいつぞや口にした台詞が近いのです。
とはいえ、我が家も彼女のところも、いずれはデンマークを離れていかざるをえないという事情があり、結局は私立インター園
彼女の台詞に同感を抱くのは事実でありますが、彼女たちと私たちで決定的に違う点があるのです。
それは、彼女のいずれ帰る場所が結局はイタリアであるのに対して我が家ははいずれ確実に途上国に行く身だということ。
彼女たちのお子さんには、家族がイタリアに戻れば公立に戻る選択肢があるのに対して、我が家にその選択肢はないのですよね。
我が家は、数年以内に、否が応でも、彼女の言うところの「金銭的に甘やかされた子供たち」軍団に我が子たちをツッコまざるを得ないのです。
続き↓↓↓