夫の推理にリアクションくださった皆さんありがとうございました
私のブログはリアルな友達も読んでくれていてるのですが、友達はコメント欄に書かず「私はこう思う」と直接ラインでメッセージくれます
前回の投稿について昨夜はラインもなかなか盛り上がりまして、今さらアラフォーになって気づいたことがあったのです。
それは、
インターネットとともに育っていない私の世代においては出身地によって価値観に相当差があるんだなってことですよ。
今さらなんですけど、首都圏は特に、学歴がイコールでその人の能力の証明になりうるという認識が強いのですね
私、首都圏の人がそう捉えているという、その視点がなかったです。
大多数の方がそういうふうにプログラミングされているならば、自分が理解できていなかった現在の幼児教育のトレンドも一元的に説明がつくな、と気づいたのでした。
同時に、なぜ夫がそこに疑問を抱くかというのも理解しました。
我が家は夫も私も地方出身なんですよねー。
地方には能力があってもいろんな事情で進学を選ばない（選べない）人もけっこういますもん
夫も私も、状況は違えど、大学受験が〈自分の能力を発揮する場所〉という認識がないまま大人になっているので、なんかこう、そこがその人の能力と直結していると捉える感覚が薄いのでした。
昨夜のメッセージやりとりをふまえると、地方出身の友達はみんな似たような認識だったので私や夫に限らず「学歴は気にしない」のは、もしや日本全土で考えるとさほど珍しくない感覚だったりするかもとも思います。
まあ、類は友を呼ぶ的に私の周りにそういう〈未成熟な輩〉が集まっているだけかもしれませんが、とにかく私の周りは大人になってできる友達にも「田舎から出たことのない17歳とか18歳で大学入試を頑張る意義が分からなかった」から「頑張らなかった」感じの人が多いのでした。
ちなみに、私の地元は、たぶん同県出身の千鳥がよくネタにしますが首都圏の人は見てびっくりのド田舎っぷりです
とくに私の地元には、普通科高校はひとつしかなく、現在国立大で教鞭をとるアイツも中学時代シンナーでラリッていたアイツもみーんなが同窓生というなんともバラエティに富む状況です。
塾などない。誰も行ったことない
私の地元は地場産業の強い県内でもわりと豊かな地域でして、そのまま地元に就職という道も残されているがゆえにみんな大学入試に対して執着がなく、なんとなく生きていても県内のどこかには就職できてしまうがゆえにおしりを叩いて勉強に駆り立ててくれるものもありません。
地元には「勉強というものは勉強が好きな人だけがやるもの」という空気感がありました。サラマたちはそうプログラミングされているのです。
別に能力の高低ではなく好きか嫌いかの話なので、めちゃくちゃ頭の回転が良いのに「勉強は気が向かないから一切やらない」と決めている子も少なくなく、地元ではそれは「もったいないこと」ではなく「しかたないこと」と捉えられていた節があります。
私は、高３の夏まで進学する予定がなかったのですが（高卒予定だった）、成績が良かったこともあり、半ば先生に騙されるように東京外大を受けることになりまして、高３から半年間死ぬ気で勉強しました。
がセンターで滑ったために私大にいきましたww
幼馴染も一切ガリ勉なく塾もいかずストレートに阪大に行きました。
「なんで阪大にしたん？」「まあ、ええ大学らしいしな」らしいです。頑張って阪大以上に行こうという気はなさそうだった。
幼馴染よりもずっと成績の良かった男の子は阪大はずっとA判定で、教師陣からはもっと上の大学を狙うように言われていましたが「付き合っている彼女が岡山の専門学校に行くから」との理由で岡大にランクダウンしました。
別になんの後悔もなさそうです
床屋さんという家業を継ぎたい友人は国立大学は余裕で合格圏内でしたが進学せずに理容師の専門学校に行きました。
親の店はたたむことになりましたが彼女も後悔ないようです
岡山県は、地元が好きな人が多いってことをよく言われますが、神戸大や広島大出ても平気で過疎の地元に帰ってきたりしてますね
その肩書きを活かして大きいことしようとかそういう野心がないようで。うちの地元で働くなら高卒でもよくね？って感じですが…
地元の人のこういう学歴の扱い方をみていると本当に文化の差を感じますが、私はそういう環境で育ってきたから学歴を能力の証明と思えないのです。
地元のみんながそこそこでいいやと思っているように、世の中のみんなもそんな真面目に取り組んでるわけなくない？的な…
どちらのプログラミングが良いとか悪いとかそういう話ではありません。
私が「なぜみんな学歴をそんなに大事にするんだろう」と不思議に思うように「なぜサラマさんは学歴をそんなに軽視するんだろう」と不思議に思う方がいるかもしれないと思って書いてみました