えええ。

このお美しいお姉さま方がみんなノーファンデだとあんぐりあんぐりあんぐり!?

 

 

しかも確かその会話ってたまたま別の会話から派生して偶然そこに話が転がったんですよね。

 

 

サラマ、たまげたあんぐりあんぐり

 

だって当時19歳のサラマにとって30代の女の人ってのは遠すぎて想像も及ばないというか、手の届かないところにいる “もっとおばさんな” 生き物だったからです。

こういうふうに、自分よりも広い知見を持ちつつも、自分の同世代な友達と変わらぬ感じでファッションや恋愛の話などで盛り上がれる、自由に輝いている人たちだとは想像もしていなかったのでした。

 

サラマ

「①さんってなんでそんなに若くみえるんですかね…?」

 

②さん③さん

「そりゃやっぱり①ちゃんファンデつけてない期間が長いからダメージ少ないんじゃない!?」

 

サラマ

「ええっ!?ファンデつけてないんですか!?そんな!でもバッチリメイクしてるじゃないですか!あんぐりあんぐり

 

①さん

「ファンデつけてないとバッチリメイクしちゃいけないだなんてことなくない笑い泣き笑い泣き

 

サラマ

「そ…そんな!?そういうもんなんですか!?」


お姉様方

「ちなみに私たちもつけてないよ」


 サラマ

「ええええあんぐりあんぐりあんぐり


 

どういう経緯でラジオ局のお姉様方が脱ファンデをしていったかというとですね。

まず開局当時からいる年長者の①さんが、肌荒れに悩んだ学生時代にノーファンデで有名な「私が証明です」の某美容家に影響を受けてノーファンデの道を歩み始めたそうなのです。

①さんはもともと顔の造作だけでなく所作も整った方なんですよね。自然と周りに影響するタイプの①さんとラジオ局のバイトを通じて知り合った他のお姉様方が「①さんを見て「ノーファンデでもまったく違和感ないもんなんだ」ということを知って自分も脱したんだよ」ということでしたあんぐり

 

お姉様方のなかには「ノーファンデに切り替えて①さんのような美肌を育てていこう!」と、①さんの美しさにインスパイヤされた方もいらっしゃっれば「日々の雑務のなかで化粧とメイクオフに割く時間を短縮できるなら万々歳、私めんどくさがりだからさ」という方もいらっしゃいました。

 

①さんは特に一生懸命ノーファンデを勧めるわけでもなく、ただ、こういうオプションも世の中にはあるんだよ、と、20代にさしかかろうかという私にとってびっくりの選択肢を示してくれたのでした。

 

「そっか、サラマちゃん、ファンデ塗ってるんだ?うーん、そうだね、お肌がまだキレイな状態なのにもったいないとは思うかな…?ファンデってのはさ、きちんと毎日落とす自信がある人であれば活用してもいいと思うのね。でも、あれだけがっちりと毛穴に入れ込むものっていうのは、素人がちょちょちょっとオフしたからといって落としきれるものではないんじゃないかなと私は思うの。少なくとも私は、自分についていえば、毎日のファンデをきちんと落としきるスキルはないんだな。サラマちゃん器用そうだしうまく落とせてるならそのままファンデをつけていても問題ないとは思うよ。でも、サラマちゃん夜もクラブで元気に遊びまわってるでしょ?疲れて朝方帰ってきて、そしてもしもうまく落とせなかったりする時が続くとすると、落としきれていない化学物質の酸化、変質、それから物理的な毛穴詰まりやオフする時の刺激なんかによって肌にすごく負担がかかるってことをちょっと気にした方がいいかなとは思うかな」

 

こうも仰ってました。

 

「ファンデをつけるとつけた時だけは本当に綺麗に見えるってのは経験則から分かるよ。でも、そこにはデメリットもある。確実にダメージも受けるんだよね。考え方は人それぞれでみんなが自分の一番いいやり方を選べばいいと思うんだけど、私は、美容に関しては、ファンデをつけて毎日完成度100%の自分を演出しつつ例えば20年間を短距離走する人生よりも、ファンデをつけずに完成度は70%くらいに留めつつも40年だとか細く長く走る人生を送りたいなって思ったんだよね。いつまでも若く見えることって私にはそんなに大切じゃなくて。加齢によって変質するのが肌というものの宿命じゃない?生物の一部であるがゆえのその宿命的な性質を意図的に若いままの状態にとどめておくのって現代の科学では不可能だよね。だったら私は肌を〔変化するもの〕と受け止めて、変化を敏感に感じ取りながらアシストしたり演出するスキルを磨きながら付き合っていきたいのね。肌の状態を、その時の年齢でもっていき得る一番健康な状態に持っていきつつ、そういう肌の上にしっくりと納まりのいいメイクを選びながら歳をとっていきたいっていうのが私の考え方なの」