の続きです
大学入学とともにメイクデビューしたサラマは、おそらく多くの同世代女子がそうであったように “特に深く考えず”、 “そうするのを当たり前のこととして” ファンデーションを身にまとって過ごす日々を送っていたのでした。
19歳の時にその地域最大のFMラジオ局でアルバイトすることになります。
バイリンガルDJを多く起用して当時は東京のJ-waveなどと並べて扱われていた局です。
たまたま購入したアルバイト情報雑誌に載っていた募集なのですが、条件欄に「洋楽が好きな人」と書かれていたので、自分でも条件に合うかもしれないと応募してみたらとんとん拍子で採用していただけることに
当時大学生で同世代とばかり付き合っていた私は、そこで、自分よりも10以上歳の離れたお姉さま方と知りあい、日々接点を持つようになるのでした。
サラマが採用されたのは、局に来るアーティストの方々と同じ空間を共有するようなポジションでした
サラマの同期は5人ほど、我々は…言ってみればちょっとイキと愛想のイイ単なる女子大生だったんですが、ポジション的にアーティストと接する立場ということもあっておそらく開局当時はルックスで採用をかけたんだと思うんですよね(局の顔的な扱いで)。
開局当時に雇われてからずっと契約を更新してこられた先輩方というのは、皆が皆「え、この人たちモデルさんだよね!?」とみまごうケタ違いにお美しい方ばかりだったのでした
サラマ、DJなどのクラブイベントを「やる側」だった時期もありまして、のちに夜のミュージックシーン界隈にけっこう顔が利くようになるのですが、そういうふうに夜遊びの場の人脈が広がっていくと当然モデル業されている方とかテレビに出たことがあるという方々なんかとも面識が増えていくんです。
そういう〔見られる〕お仕事をされている女性たちと直に接したうえで言いますけれど、ラジオ局のお姉さま方はそういった方々と並んでもまったく見劣りしない、いや、夜遊びせずにきちんと丁寧な生活をされていたぶん先輩たちの方がよほどお美しいかったように思います。
ラジオ局のお姉様方、美しいだけでなくて皆さん、すぅぅごい優しくてですね
大学の同世代の女の子って、悩む内容もそれに対する対処法も自分とさほど変わらないわけですが、それに比べると、10歳も上のこの素敵なお姉さま方というのは19歳の小娘とは見ている世界が違うわけです(そりゃそうだ)。
なかには結婚されている方もいましたね。
自分の知らないことをなんでも知っているお姉さまのやることなすことに興味深々で、あれも、これも尋ねまくっていた当時のサラマは「なんでそんなにキレイなんですか!?」だとか「なんでそんなに若く見えるんですか!?(今思えばすごい失礼)」だとかってこともわりにストレートに尋ねていた気がします
そこで、このモデル張りにお美しいお姉さま方の全員がノーファンデだと知るに至るのでした。
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