さて、今年も生ツリーを購入した私たちです
デンマークのクリスマスはとてもとても素敵
かつてバックパッカー的にクリスマス時期のヨーロッパを旅したことがあるサラマ。
当時単なる旅人としての“ヨソ者”視点しか持ち合わせていなかったというのも大きいのですが、
ヨーロッパのクリスマスはどこも同じような印象を持っておりました。
北欧デンマークに越してきて、他の国では見たことのなかったデンマーク特有のクリスマスの飾りや習慣を知り得たことで、
突き刺さるような風を顔面に受けながら雨でぐっしょりと濡れた大地を自転車で走り狂う日々のなかにも、わりとはっきりと「デンマーク、クリスマス時期には趣があって非常に良いなあ」と感じている自分を意識しています。
さて、
昨年、デンマークの特徴的なクリスマスオーナメントであるクランマーフスを手作りしたケニ子ですが、
今年も当然作りましたよ
母も娘ももう慣れたもの。
kræmmerhus
まず、紙に円を型取ります。
切り抜いた正円の紙に、ゴールドのポスカでテキトーな模様を描きます。
今年はデンちゃんもいっちょまえに製作参加
この正円を四等分して、コーンのかたちに丸めていくだけ。
ただそれだけです。超簡単。
あとは、吊り下げるために取っ手をつける。
こういうオーナメント作りが、クリスマス時期の 我が家の〈当たり前〉として、習慣に残っていけばいいなと本気で思ってる私
julehjerte
julehjerte直訳するとchristmas heart (クリスマスハート)となるんですが、これもデンマーク含めたいくつかの国に特有の飾りです。
去年は作らなかったのですが、ケニ子が作りたがるので今年は作ってみました
このハートの起源は明らかなになっていないのですが、デンマークには作家アンデルセンが作ったものが残っていますし、ノルウェーでも1873年に作製されたものが美術館に保存されているらしく、もっと古くからハンドクラフト的に親しまれてきたことがうかがえます。
wikipwdiaによると、デンマークの幼稚園ではクリスマス時期の定番紙工作として1910年頃から園児がつくるようになったとか。
デンマークではこの時期ものすごく当たり前によくみかけるのですが、
他じゃあんまり見ないよね?
youtubeで"julehjerte" と検索するといっぱいでてくるのでそれを参考に作りましたよ。
二種類の紙をこういうように切って、
二枚を重ねて合わせていく。
ケニ子一人で作製ー!!
かわいい
デンマークっぽい
我が家のクリスマスツリー
そういうわけで2023年の我が家のクリスマスツリーはですね、生モミの木にオーナメントの9割が子供たちのハンドメイドという贅沢品に仕上がったのでした
やっぱり、紙(ペーパー)ってかなり存在感あるんですよ。
本物かイミテーションかっていうと紙ってそれ自体がまごうことなき本物なので、なんというか、品があるんです。
わざわざお金出して雑な仕上がりの外国製オーナメントなどを買うくらいなら、100均などで紙を買ってきて手作りした方がよほど映えると思うサラマでした。
我が家ではキッズに子供部屋を与えておらずリビングの一角を子供用のスペースに仕上げて、常に私の目の届くようにしているのですが、
今年はそこにクリスマスツリーを置いております。
絶対にデンちゃんが壊すだろう(明らか)ということで、ケニ子と話し合い、今年はプラスチック製のオーナメントは出さないことにしました。
ケニ子の手作りオーナメント映えてるぅ
ここに追加した市販のオーナメントは、昨年私が惚れて買ったペーパー製のボールと、
本物の羽根が使われているのであろう小鳥さんの飾りです。
一匹はケニ子、一匹はデンちゃんらしく、ツリーの好きな位置に留まらせてる
クリスマスインテリア
毎年増えていくキッズが幼稚園で作ってきた飾りを家のそこここに設置しまして、
空いたスペースに、お母さんの冬のコレクションも置かせてもらう。
ケニアから連れてきた子たちは、例の、アフリカと言えば、星の王子様といえばほらほらあの木…!の木と実を、ケニア在住のフランス人作家さんが加工したもので、ケニアにいた時のクリスマスマーケットで一目惚れして買ったのでした
木のお皿はナミビア産。
陶器のクランマーフスは、窓辺に。
あ、漢字間違ってる
さて、あとは、今夜のサンタジョブに備えて、こっそりと地下室に行ってラッピングなどせねばなるまいよ。
親になるとクリスマスも飲んだくれてばかりじゃダメなのね。学んだわ。
ではみなさま、
どうぞハッピーな夜をお過ごしください