私もここに来て知ったのですが、北欧のクリスマスの目玉伝統行事といえば指差し

 

聖ルチア祭

という旧暦の冬至に行われるイベントなんですって。

一説にはクリスマスよりも盛り上がるイベントだとか言われてる。

 

このイベントの成り立ちと複雑性についてはちょっと置いておいて(だってサンタルチアって、皆さまご存じのように、イタリアのナポリ民謡なんですよ。え、それがなんで北欧に飛んで、いつの間にか伝統に組み込まれちゃってんの?って謎に思いません?私は思ったし、おそらく北欧でこのイベントに遭遇した非北欧人の大半が一回は思ったと思う)、

とにかく、宗教に寄る前から北欧には『闇の中から現れた光』を尊び祝う伝統があったらしいんですよね。

それが途中でカトリックの要素帯びたり途絶えたり復活したり、なんだかんだいろんな要素を取り込んでいまのかたちに落ち着いたっぽいです知らんぷり

北欧でも国によって取り扱い方が微妙に違うんですが、なかでもスウェーデンはけっこう力を入れてきたイベントらしい。

 

家庭でのルチア祭の行列を、カール・ラーションが描いている。一家の年長の娘がロウソクのリースを被り、白いドレスを着てルチアの歌を歌いながら、コーヒーと「ルチアの小型ロールパン」を両親へ運ぶ。同じ扮装をした他の娘たちが手にロウソクを持ってそれを手伝うが、年長の娘と違ってリースを身につけない。

(wikipwdiaより)

 

4年住んでりゃもうヴィジュアルで聖ルチアね、と分かるようになったんですが、こういう感じですね。


 


前回紹介したヨナ・ジントンさんもやってる。

でもごめん私これ寒そうという感想しか抱けない不安不安

 

 

 

デンマークはスウェーデンに影響を受けるかたちでここ100年ほどの間に取り入れたようです。

 

まあ、そういうわけで、

デンマークにおいても他の北欧諸国と同じく12月のイベンとしてでサンタルチアを行う幼稚園保育園が多いんですわ。


うちのインターなんかは、毎年、12月の発表会はクリスマス会ではなく、ウィンターコンサートと銘打ち、サンタルチア祭の格好(白ガウンにLEDロウソク)で色々な歌を披露するかたちになっています。


で、今年の縁のウィンターコンサートで、

な、な、な、なんと、うちのケニ子ちゃん、

 

幼稚園でのルチアに選出されたー!

 

 


いや、

単に一月生まれ(その年の一番年長者に当たる女児)なだけなんですよ。


でも、みんなの先頭に立って一番目立つポジションでなにかするって機会は彼女の人生になかったんですよね。

なんか…ご、ごめんね、異教徒のアジア人なのにと周りに申し訳なく思ったのは事実なんですが、反面、これってケニ子にとってすごいいい機会になったのだろうなあ、と思いましたあんぐり


ケニ子嬉しそうでした目がハート

お母さんも嬉しかったよひらめき飛び出すハート


じゃあデンちゃんはっていうと、毎年初参加の3歳さんたち集団はお決まりなのですが、

 

 

だんまりを決め込んでいた泣き笑い

どしたん、アンタ!!

あれだけ見知らぬデンマーク人のおばあちゃんつかまえてはwe will rock you歌いまくってたのに!!

一体どうしちゃったの…!!


でも、ついこの間まで赤ちゃんだったような2020年モデルの子供たちが、一同、場をみてあからさまにポカーンとしている様子はそれはそれで可愛いものでした目がハート