「教皇ピオ12世による 汚れなき御心への奉献の祈り」 | 宮地神仙道

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「邪しき道に惑うなく わが墾道を直登双手
または 水位先生の御膝にかけて祈り奉れ。つとめよや。」(清水宗徳)

 

 

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ファティマの聖母による
「全司教が一致してロシアを奉献せよ」という要請に基づき、
教皇ピオ12世は1942年10月31日に
ファティマの出現25周年終了を記念して
ラジオによるポルトガル国へのメッセージの中で
教会と全人類を聖母の汚れない御心に奉献した。

しかしこれはロシアではなく 全人類が奉献される形となっており、
ロシアが奉献されたのではなかったので、
1929年の聖母の要請に 一致しているとは言えなかった。


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【教皇ピオ12世による汚れなき御心への奉献の祈り】

「いと聖なるロザリオの元后(げんこう)、
人類の優しき御母(みはは)よ
イエズスの聖心(みこころ)の望みと
地上における御子(おんこ)の代理者の請願を満たすために
我らは己と家族を
御身の悲しみに満てる 汚(けが)れなき御心(みこころ)に奉献し
わが国と 世のすべての者を御身に委(ゆだ)ねたてまつる。

愛する御母(みはは)よ
我らの奉献を受け取りたまいて
世における御身の計画を成し遂げるため、
御身の望みたもう通りに 我らを用いたまえ。

ああ いと聖なるロザリオの元后(げんこう)にして
世の元后(げんこう)なるマリアの
悲しみに満てる 汚(けが)れなき御心(みこころ)よ、
我らの王なるイエズス・キリストの聖心(みこころ)と共に
我らをしろしめし、
現代の異端の氾濫より 我らを救いたまえ。
我らの心と家庭に 純粋なる愛、
高潔なる生活の実践 霊魂に対する熱き熱意、
そしてロザリオをより忠実に祈る気持ちを燃え立たしめたまえ。

ああ 恵みの王座にして 公正なる愛の御母(みはは)よ、
我らは確信をもちて 御身に はせよりたてまつる。

御身の悲しみに満てる 汚(けが)れなき御心(みこころ)を
燃え立たしむる 同じ天主の火によりて
我らを燃え立たしめたまえ。

我らの心と家を 御身の神殿となし、
我らを通じ イエズスの御心(みこころ)を
御身の支配と共にして 
すべての心と家で勝利したまわんことを アーメン。」