思った以上に、旧部屋でのアメンバー申請が
沢山届いててびっくりぽんです(( *´ `)"
承認まで少しお時間いただいてますm(_ _)m
もう少しお待ちください!












「風磨ぁ?」




〈はいっ!〉




「今日……時間空いてるか?」




〈はぃ…ぃやっ…えっと……それは今からの…話?〉




「…?……それ以外にいつが?」




〈ですよねっ……えっと…すみませんっ…今日はちょっと……〉




「予定ある?」




〈は、はいっ…すみません…〉




「そっか。じゃあ仕方ない。久々にメシでも、って思ったけど…」




〈申し訳ありません…〉




「ふっ…別にそんなに謝らなくても。急に誘った俺が悪い。また次回な?」




〈は、はいっ……〉




「しかし…今日の夜は暇だな…ハニーも今日はレポート仕上げないといけないらしくて…会えないんだって。」




〈……そっ…そうなんですねっ…大変っすね、大学生も……〉




「だな。…じゃあな、風磨。また明日もよろしく♪」




〈は、はいっ…お疲れ様っしたぁ!〉






アニキ…いや、社長を家までお送りして、本日の業務終了……



……じゃないんだよ、今日は!!



アニキ…



すみませんっ…



今日、これから俺は…



アニキの大っっっ好きなハニーと……



一緒に過ごしますっ…







•*¨*•.¸¸☆*・゚•*¨*•.¸¸☆*・゚•*¨*•.¸¸☆







〈……本当に…いいの?〉




『……はいっ…』




〈……これがアニキにバレたら…どうなっても知らないよ?〉




『だ、大丈夫っ…ですっ……ガンガン扱いてくださいっ…』




〈…分かった。……じゃあ…始めるよ?〉




『はぃっ…よろしくお願いしますっ!』




〈…うん。…まずは……力抜いて……緊張してる?〉




『す、少し……だってまだ…あんまりやったことないから…』




〈…たしかに俺も…初めの頃は緊張してたなぁ。でもね、慣れだよ、慣れ。そのうち目ぇ瞑ってても出来るようになるって♪〉




『え〜…さすがに目ぇ閉じてたら無理っすよぉ…』




〈ははっ♪まぁね、色々零しちゃうよねww…それは冗談として。手順さえ覚えれば楽勝だよ。あと…初心者はレシピ通りに作れば、まず失敗はしないから。〉




『はいっ!』




〈じゃあ、分量から計っていこうか♪〉




『はいっ!』







そうなんだ。


俺は今日…


アニキの大切な人と一夜を共に…ってこんな言い方すると紛らわしいか…


え〜っと…つまり…



…事の始まりは3日前。


いつものようにアニキを送って、帰宅して寛いでる時だった。


電話がかかってきたんだ。


…大野くんから。


…今はアニキと一緒にいるはずなのにどうしたんだろう…まさかアニキに何か起きたんじゃ!?…そう思って慌てて出てみると、大野くんも慌てた様子で…






『風磨さんっ…助けてくださいっ…』




〈ぇ…え?どうした?〉






本当に何かあったんじゃ…


突如不安に襲われた。


だけど…







『櫻井さんの誕生日っ…オレ…何したらっ…』




〈へ?…アニキの誕生日…?〉






…あ〜…そういえばそうだ。


あと1週間弱で誕生日だ。


…例年、アニキの誕生日には盛大にお祝いを…と言いたいところだけど、本人が祝ってもらう気さらさらないから、いつも軽いお祝いで終了してしまう…


…きっと今年も、そんなつもりでさらっと大野くんに伝えたんだろうな。


だけど大野くんにとっては…


大切な恋人の誕生日。


しかも自分の時は、心ゆくまでお祝いしてもらったから、同じくらい返さないと、って思ってるんだろう…


にも関わらず、何をしたらいいか分からず、アニキの右腕とも言える俺に助けを求めたってわけか。






『来週ですよねっ…どうしよ…もう時間が……』



〈まぁまぁ落ち着いて?大野くん。…今アニキは?〉



『シャワー…浴びてます…』





…その隙に何か案をもらおうと思ったわけね。





〈…大野くん的には何をしてあげたいの?〉



『それが……櫻井さん、何も要らないよ、って…ただオレと過ごせればいいから、って…』





…アニキの言いそうなことだなww





『でも…やっぱ何か…せめてプレゼントとか…でもどんなのが好きかまだよく分かんないから…』



〈なるほどね……そしたらさ、大野くん。一つ提案♫〉



『はいっ!なんですか!?』



〈…大野くんが用意したものなら、アニキは泣いて喜ぶと思うよ?〉



『……それが何か分かんないんですってばぁ…』



〈なんでもいいんだよ。なんかこう…自分が使ってて、コレ良いな〜って思った物をあげるとか…料理作ってあげるとか…〉



『あっ……ケーキ…作るとか?』



〈おお!いいんじゃない?〉



『…でもオレ…料理とか…ましてやケーキなんて作ったことない…』



〈……教えてあげよっか?〉



『えっ……いいんですか!!』



〈もちろん♫〉






アニキの大切な恋人の頼みだからね。


…それでアニキが喜んでくれるなら。


いくらでもお手伝いするよ。






『…あの…でも…このこと、櫻井さんには秘密で…』



〈あぁ、サプライズ的な?〉



『はい…///』






でもアニキ、そういうことには敏感なんだよな…


バレないって保証はないけど…





〈…おっけ。成功できるように協力するよ♪〉



『よろしくお願いしますっっ!!』







……そうして今に至る。



3日前から、アニキに見つからないように、大野くんとLINEでやり取りして…


今日はなんとかアニキの誘いを断って…


大野くんを家に上がらせて…


2人っきりで、イチャイチャ…じゃなくて、ビシバシ指導しながらケーキを作っている…



…もし、この状況がアニキにバレたら………




…ブルブルブルっ…!




…やべぇ…最大級の悪寒がしたww


どうか、絶対にばれませんようにっ!!