【 Karaori Nouveau 】 93 ≪ 西洋献上線華文 ≫ | umegakiorimono ときどき日記

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京都西陣の織元梅垣織物が ≪ 作り手の気持ちを伝える為に “ 西陣織帯地 ”や“ 西陣の事 ”
そして “ 美味しいお店やちょっとした出来事 ” ≫ を紹介させて頂く日記です。
 
『 和装や京都に興味のある方は、是非ご覧ください 』

いつも “ ときどき日記 ” をご覧くださりありがとうございます。


今回紹介させて頂きます帯は 【 Karaori Nouveau 】 ~ 新しい唐織 ~ です
( 説明が重複しますが、お許し下さい )

『 唐織 』 とは、本来中国から渡来した織物やそれを真似て日本で織った織物の
事ですが、一般には能衣装に用いられる花鳥や花菱などの模様を表した “ 刺繍 ” 
のように見える織物の事です。

『 唐織 』 の特徴は、生地の組織密度を高くし、撚りの少ない緯糸( よこいと )を

使用して、ボリューム感のある柄表現です。
しかし、その特徴である組織故に、緯糸 ( よこいと ) の「 けばだち 」 や 
「 糸浮き 」 ができ易いのも特徴の一つです。


この帯は唐織ではありませんが、従来の 『 唐織 』 の立体的な表現力を保ちつつ
意匠的には近世西洋の装飾デザインを参考にして “ 日本の伝統 ” に ” 西洋の風 ” 
を取り入れた新しい感覚の帯になっています。

 

         

            

              ≪ 西洋献上線華文 ≫

              

        

          

             

    

   モダンなデザインの中にも基本を押さえた“ 梅垣らしい帯 ”で

   良質の絹糸と極細の箔を使用し、織物のボリューム感を強調した帯です            

 

        

 

               

      

 

      

 

                【 参考本 】

 

        

    

 

             

 

   “ 大胆 ” なものから “ シンプル ” なものまで製織していますので
      若い方からご年配の方にもお締め頂ける帯になっています

 

        

 

   “ 絹 ” 本来の光沢が、カジュアルの中にも “ 品のある帯 ” に仕上がっています
 

   最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。

 

   【 お知らせ 】

 

   2010年10月より運営しておりました西陣織和装バック・テーブルセンターの通販

    ” UMEGAKIORIMONO online ” を、職人さんの高齢化に伴い国内での生産が

   できなくなった為、大変残念ではございますが2023年4月にて終了させて頂く事に

   なりました。

   長きにわたりご愛顧くださり、心より御礼申し上げます。

                          

 

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