【 振袖用帯 】 93 ≪ 七宝華文 ≫  | umegakiorimono ときどき日記

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京都西陣の織元梅垣織物が ≪ 作り手の気持ちを伝える為に “ 西陣織帯地 ”や“ 西陣の事 ”
そして “ 美味しいお店やちょっとした出来事 ” ≫ を紹介させて頂く日記です。
 
『 和装や京都に興味のある方は、是非ご覧ください 』

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今回紹介させて頂きます帯は、染織品をはじめ工芸品に多用される最もポピュラーな
割り付け文様である七宝を用いています。

本来、七宝とは仏教において金、銀、瑠璃、玻璃、珊瑚、瑪瑙、真珠の貴重な宝を
指しますが、いつのころからかこの文様の名となりました。

   

                   ≪ 七宝華文 ≫ しっぽうかもん
              ( 実際の変わり結びをご覧頂けないのが残念です )

   

この七宝華文は微妙な金濃淡の金糸を多用することで、淡彩でありながら重量感のある
配色にすることや、袋帯でありながら丸帯に用いられるような伸びのある大胆な構図に
取り方する事により最も一般的な七宝でありながら非常に存在感のある帯地となりました。

           

   

この帯は、三大組織の中でも一番多く用いられている 【 錦 】の技法を使っています
ただし、経糸(縦糸)の糸数を緞子に匹敵する四千五百本用い、緯糸(横糸)も密度を
高める事で、緞子地に匹敵する非常に上品で艶のある生地にしました。 

   

   

   

                        【 参考本 】

   

           

色違いをご覧くださる場合は、右をクリックして下さい  ≪ 七宝華文 ≫ ( 黒 )   

最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。


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