映画『梅田優子の告白』スタッフブログ -51ページ目

スタッフとの打ち合わせの話。その1

----------
深井監督が綴る『梅田優子の告白』誕生秘話。
いよいよプリプロダクション(=撮影前の準備)です。
まずはスタッフとの打ち合わせ。
どういう映画を作りたいのか伝える、
という所から始まります。
が、本題に入る前にかなり脱線しております…(笑)
----------



こんにちは。深井朝子です。


池袋の街をうろついて気づいたのですが、行き交う人のファションがもうすっかり秋ですね。私も一応うら若き二十歳の女子なので負けじと欲しくもないニット帽なんかを買ってしまいました。
(店員さんに可愛い可愛いとおだてられて)

何故だろう?
男の人は秋だからってあんまり変わらないのですね。
女の子はこんなにも「秋だ!秋だ!衣替え?」なんて浮き足立っているのに。なんでか悔しくなるのは私だけでしょうか?


街行く女性のお洒落さ、綺麗さ。女性は何故こんなにも綺麗なのか。世の中の男の人達は、そんな女の人達の、何を見て、何を好きになり、この人だ!と判断するのだろう?

「美しい人は沢山いるけど俺にはお前が一番さ」
はたしてこの世の何人の女の人が、その言葉を信じて生きているのでしょう。
男の子達は好き勝手愛を振りまいて満足そう。
女の子達は、きっとその不満を小さな物語に変えて夜の街に解き放つ。
それは一見、きらびやかなネオンに姿を変えて、私達を呑み込みにやって来る。
東京の人達は「騙されるな」と、まるでそれから逃げる様に早歩き。
でもちょっと立ち止まって、呑み込まれてみるのも悪くない気がします。

大丈夫。あなたは他の誰でもない、主人公。
そう自分に言い聞かせて、また池袋の路地を歩き出す。


まだまだ怖いものは沢山有るけれど、
ぶつかる人混みは痛いけれど、
見たくない出来事だらけだけれど。
そんなの振り切って歩けるくらいの美しさを持とうぜ女の子。

『梅田優子の告白』はきっと
そんな女の子全ての物語だと思います。


そして、そんな私が好き勝手書いた梅田優子を、まずスタッフのみんなに分かってもらうのがとても大変でした。
(ものすごい無理矢理な持っていき方な気ぃするけど)


しかも、私以外のスタッフが全員男の子…。



(続く)