映画『梅田優子の告白』スタッフブログ -11ページ目

撮影の話、セクキャバの巻。その2

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深井監督が綴る『梅田優子の告白』誕生秘話。
引き続きセクキャバのシーン。
のはずが、話は脱線しました。すいません(笑)。
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そして、そよかぜさん登場のシーンでは、どうすればそよかぜにインパクトを与えられるか、念入りに撮影監督のオオノ君と打ち合わせしました。


余談ですが、このオオノ君と言うのが大変真面目で几帳面な人で、私なんかもう雑で適当な性格なもんだから、よく彼に怒られていました。

オオノ君の台本のカット割りは綺麗に定規やなんかで割ってあって、私はそんなオオノ君の台本を偶然覗いた時、ぞっとしました。


それに比べて私の台本はなんなんだ。何でクランクインしてまだ3日しかたってないのにもうすでに表紙が破れて無くなってるんだ。一体何をしたらこんなどす黒く汚れるんだ。カット割りなんかただの落書きみたいだ。小学生の落書き帳みたいだ。


よくちょこまか動き回る事が多いので台本をどこかに置き忘れてしまったりするのですが、何度かスタッフにゴミと間違われて捨てられかけました。
そんな時も、冷静なオオノ君は、「深井さん、これ」と台本を見つけ出してくれるのです。

でもその私の台本を持つ時のオオノ君の手!!私の台本を持つ時のオオノ君の手はいつも雑巾持ちなのです。親指と人差し指で摘んで、「はいこれ」と。
まあそりゃ汚く見えるけどや。人の台本やーゆうねん。と必ず突っ込む私に、オオノ君は「だったら無くすな」と捨て台詞を吐くのです。


それだけだったらまだしも、私と何の関係も無い、私がいまだかつて一歩も足を踏み入れた事の無い場所に落ちているゴミですら、彼は「深井さん、これ」と持って来るのです。
彼だけじゃなく他のスタッフですらゴミかそうぢゃないか見当がつかない物を見つけたら必ず私のところへ持って来るのです。

ねぇ、私、そこまでですか?鼻かんだティッシュは全部私のもんですか?しかも仮に鼻かんだティッシュを私が落としたとしても持ってこんでいーわ!捨ててくれ!台本なら持って来てくれ!なんてね、そんな極端な私の雑さでスタッフみんなには大変迷惑かけました。
ごめんなさい。そしてありがとう。


几帳面なオオノ君とは、意外に極端な者同士、上手く端っこと端っこでバランスが取れていました。撮影中、テンパる私を助けてくれたし、私も彼の眉間のシワを伸ばす事くらいは出来ていたと思います。

(続く)