十数年前、竹林整備のお手伝いをして、不要になった竹をいただいてきて、それにスピーカユニットを取り付けたのが、竹スピーカーの始まりでした
全方位スピーカーは、最初から、その全方位の特徴を感じられるスピーカーでした
店に聴きに来て、気に入ってくださる方も多かったのですが、時間がたつ間に、作ったスピーカーのほとんどがひびが入ったり割れたりしました
このままでは、いくら音が良くても商品にはできない、と言うことで
興味のある方は、私と一緒に竹林整備をして、手に入った竹で、自分で竹スピーカーを作りましょうとグループを作ったのが「バンブー俱楽部」
和歌山市のボランティア事業に応募し、採択されて、多くの仲間と竹林整備や、竹灯籠のお祭り「竹灯夜」などで竹スピーカーのイベントをしたりしてきました
色々調べても、竹が割れないようにする方法がなくて、インターネットのブログでそのことを書いていると、山形県の竹加工業者の方から
「うちの竹は割れないので、使ってみてください」
と連絡をいただいて、送ってもらったのが乾留竹(燻した竹)でした
これで、商品化できる!
時を同じくして、もっとデザインを良く出来ないか?、もっと音を良く出来ないか?と考えて、今の全方位スピーカーKaguyaの原型が出来ました
それはシンプルなデザインを実現すると共に、音響的にも良いものになりました
その音響構造の特許を2011年に取得しました
その後、何か所も、様々な改善をして、今に至っています
もう何年も前から、竹ではない素材で、竹の良さを生かした新しいスピーカーを作れないかと考えてきましたが、今回、竹の良さを再現し、更に音響的特徴を向上させた、集成材で作った新しい全方位スピーカーの開発に成功しました
新しいスピーカーは竹の制限を受けません
つまり、竹の太さの制限で、今までは12㎝ユニットを使ったものが、一番大きな製品でしたが、その制限はありません
大きなユニットを使うことが可能です
自然の竹ではないので、どの様な大きさの物も必要に応じて作ることが出来ます
先日、その新しい、スピーカーの構造の特許を出願しました
この特許が取得できれば、2011年に続き、私にとっては2つ目の特許取得になります

試作機は2セットできています
最初に作ったのは、今までできなかった16Cmユニットを使用した物
いままでの全方位スピーカーKaguyaも8㎝、10㎝、12Cm とユニット径が大きくなるほどスケールの大きい音が楽しめるようになりましたが、この16Cmユニット使用の新しいスピーカーは、それをさらに進めたように音のスケールが大きくなりました
次に、今までのKaguyaと同じ12Cmユニットを使用した新しいスピーカーも作りました
簡単に、ユニットを交換して、音の変化を確認できる、多分、これは商品として販売するわけではなく、店頭で、デモ用に使うものですが、そのスピーカーシステムのベース部分を制作中です
取り付ける、上部のユニットを取り付けている部分は既に出来ていて、三菱の名機と言われたP-610ユニットを取り付けています
この新しい、全方位スピーカーの全体をオイル仕上げしたところ、木目がくっきりと現れ、私は最初、それを見た時
「木星の大赤斑の様だ」
と思いました
ユニット上部のディフューザーは、その支持金具と合わせた特徴がロケットの様で、今までの全方位スピーカーKaguyaを更に進めて行ったところに現れた木星の大赤斑

これは月のクレーターで発掘されたモノリスが太陽の光を受けた時、、木星の方向に向けて信号を発信した、そこに何があるか調査に向かったのが、宇宙船ディスカバリー号
コンピュータHALの反乱後、生き残った船長ボーマンは、木星の衛星軌道上に浮かぶ巨大なモノリスの調査に向う、そこでボーマンは人類を超えた知性に導かれ新しい人類へと生まれ変わる
と言う「2001: A Space Odyssey」を思い起こさせます
生まれ変わったこの大赤斑をもった新しい全方位スピーカーの名前は?