もう、何年もの間、良い音について考えてきました
私自身、これは良い音だと感じたり、店でスピーカーの音を聴いたお客様が「良い音ですね」と言ってくれたりします
しかし、改めて考えてみると、良い音って、どう言う音なんだ?
歪が少なく、低域から高域まで周波数特性が良い、十分な音量があり、その大小でバランスが崩れない
良い音の定義
それは、用途、目的によって異なるかもしれない
駅などパブリックな場所でのアナウンス
この場合、、声が出来るだけ明瞭に必要なすべての場所に届く必要がある
その様に、目的が決まれば、自ずと、その条件は明確になってくる
目的が音楽を聴くと言うことであれば、良い音の定義とは何だろう?
最近、私は、2、3カ月に一度、オーケストラのコンサートを聴きに行きます、
好きな曲、ラヴェルやドビュッシー、ストラビンスキー、バルトークなど近現代の曲のコンサートを探すと、やはりベートヴェンやモーツアルトなどに比べ少ない
だから、そう頻繁には行きたいと思うコンサートがありません
しかし、私のとって、丁度、良いペースです
コンサートの予定が決まれば、それまでの間、何度もコンサートで演奏される曲を聴いて予習をします
つまり、チケットを手に入れてから当日までの2、3カ月の間、実際の演奏を期待しながら楽しめるわけです
出来るだけ多くのコンサートを楽しむために、安い席を取ることが多いです
2階席の後ろの隅とか、ステージの真横でステージ全体が見えないところとか
実際の演奏を聴きに行くのは、音楽を楽しむだけではなく、雰囲気、演奏が始まるまでのワクワク感
終わった後、会場から出て、一緒に聴いていた妻と感想を話しながらの帰り道
だから、その様な、音響的に条件の良くない席でも、それなりに、楽しむことが出来ます
コンサートが終わって、帰ってきてから、コンサートで聴いた曲を、店の全方位スピーカーKaguyaで聴いてみます
すると、コンサート会場で生の演奏を聴くより、店で聴く方が良いんじゃないか?
と思うことが多い
それは何故なんだろう?
ホールの音響特性が良くない時、席が良くない時、それは何が良くないのか?
十分な音量(決して大音量と言うことではなく十分な音量)、それぞれの楽器の音がはっきりと聴こえる
他にもあるかもしれないけれど、良い音と感じる時、これに不満を感じることは無い
逆に、これに不満を感じる時には、あまり良い音だとは思えない
そこでオーディオ装置として、音楽を聴くとき、良い音だと感じられるためには、どの様な音であることが必要かと考えた時
十分な音量、これはアンプのボリュームを上げれば音は大きくなりますが、それほど単純な話では無くて、大きな音量の時は全ての音が聴こえても、小さな音量にすると、音のバランスが変わって、聞こえにくく鳴る音が有る、小さな音量でも全ての音がはっきりと聴こえれば、それは十分な音量になるわけです
それぞれの楽器の音がはっきりと聴こえる
これは、オーディオ機器の解像度や周波数特性が良いだけでは十分では無くて、聴いている人が、音像を感じられる時、そこに、ステージがあって実際に演奏している様に感じられ、息づかいや指使いまで感じらます
勿論、音響特性の良いホールの良い席で聴くことが出来た時は、それはもう、とても良いことが多いです