N響「夏」2024大阪
2024年7月13日(土) 16:00 開演
[指揮]グスターボ・ヒメノ
[ヴァイオリン]ノア・ベンディックス・バルグリー
[管弦楽]NHK交響楽団
【第一部】
シベリウス:ヴァイオリン協奏曲 二短調 op.47
【第二部】
ベートーヴェン:交響曲 第6番 へ長調 op.68「田園」
会場 ザ・シンフォニーホール
日頃、スピーカーを設計、製作をしている中で、以前は小編成の室内楽や独奏は良いけれど、オーケストラはちょっと不得意だったのが、サブウーファーを使って低域を補正したり、ディフューザーの上部に取り付けるリフレクターの効果によりディフューザーでの音の波の回折による影響を低減することにより、音像がシャープになったことで、更に、最新作の16Cmユニットを使った全方位スピーカーを今までの竹スピーカーで得たノウハウを全て投入することでオーケストラも不得意ではなくなった
ひと月ほど前、実際のコンサートで聴くオーケストラとどの様な違いがあるんだろうと、それを確認するために実際の演奏を聴きに行かなくてはならないと思い、それでも折角だから、私自身の好きな曲が聴きたいと探してみました
それで、決めたのが N響「夏」2024大阪
色んなプログラムの中でもシベリウスのヴァイオリン協奏曲はラヴェルやドビュッシーほどではないけれど、私の好きな曲、日頃、自分から進んでベートーヴェンは聴かないけれど、私の好みからすると「田園」はベートーヴェンの交響曲の中では、楽しめそうだ
13日は店を臨時休業にし、朝から妻と車で大阪に向かった
前もって探しておいた会場の近くの駐車場に付いたのは、丁度、お昼ごろ
先ずは、やはり、前もって探しておいた中華料理屋さんに向かう
土曜日の昼時、ビル街、ほとんど人も歩いていないところに、突然、行列が現れる
それが、目的のお店に並ぶ行列だとわかり、その最後部に並んでみたけれど、店の中を見ると、カウンターにテーブル席が2つほど、並んでいる人の数からして1時間くらいはかかるじゃないか? と近くにスカイビルが見えたので、そちらに移動、その地下でお昼を食べ、食後もまだ時間があったので、グランフロントまで行ってうろうろ
開場の3時前にザ・シンフォニーホールに戻り、開場と同時に入る
涼しい!! この時期、建物の中が一番!!
席は3階のステージの横、ステージ全部は見えない、指揮者やソリストはよく見えるので、それは良いのだけれど、ステージの左に並ぶホルン以外は金管は見えない
当然、音のバランスとしても良くない
そう言う席でした
第一部はシベリウスのヴァイオリン協奏曲
音の関して、いつも店で全方位スピーカーKaguyaを聴いているのと比べると、レコードやCDよりも会場の残響はある
周波数的なバランスとしては重低音はあまり感じない
いつも店で聴いているKaguyaでそれほど不満は無い、と言うか、むしろ店で聴いている方が低域の迫力を出そうと思えば出せる
音質的には、実際に生の音は解像力はある、それは、多分、録音の具合によるところが大きいのではないかと思うので、解像度の高い録音を聴けばそれほど問題は無いのではないか
それに。全方位スピーカーKaguyaの場合、音像定位に優れているので楽器一つ一つの解像度はとても良好
一番気になったのはソリストとオーケストラ全体の音量バランス
管楽器は一つでも、音は大きく、音色も他とは異なり、良いのですが、ヴァイオリンは一つだけだとオーケストラ全体と比べて音が小さい
CDやレコードを聴いている時と比べ音量的バランスが物足りない(席のせいかもしれませんが)
第二部のベートーヴェン 交響曲 第6番「田園」は音で気になったのはティンパニーの一部の音に重みが少なく、CDやレコードを聴きなれた私には違和感があったのですが、これは楽器のせいか演奏のせいか、元々がそういうもので、CDなどの方が作られた音なのか?
全体として、改めて、店で、CDを聴いても、生の演奏と比べて、特に劣っているとは感じられない
全方位スピーカーKaguyaの特徴である音像定位の良さで、会場の一番良い席で聴いている様に楽しめる
これは、今回の私の席があまり良くなかったからだと思うので、次回は、もっと良い席で聴いてみたいと思います
その上で、もう一度、比較レポートをしてみたいと思います
さて、この日、私が一番驚いたのは、コンサートが終わって外に出てきたとき、会場の前の道路には両側に黒塗りの高級車が何台も停まり、それぞれの車の横には起立の姿勢で立っている人が居たことです
運転手付きの車で迎えに来てもらう人が、こんなにたくさんいらっしゃるとは