ごきげんよう。

梅田です。
 
 
やっと心が落ち着いてきたので、ちょっとだけ。
お付き合いくださいませ。
 
 
かれこれここ数年、
区の健康診断のお便りをいただいていたのに、
実はそのままスルーをしてしまっていました。
 
 
私の住んでいる区は偶数年齢の二年に一度、
女性のための健診のお葉書が届きます。
 
 
セントフォースの仲間の
黒木奈々ちゃん、小林麻央ちゃんが
ご自身の病気のことを公表されたことで、
私も健診に行かなくては!
と、重い腰をあげて
久々に女性の健康診断(乳がんと子宮頸がん)を受けました。
結婚して一度だけ受けたかな、それ以来です。
 
 
7月29日に39歳になりましたが、
その直前に健診に行きました。
 
 
健診後は、
主人とキプロスを旅行したり、仕事もあったりで、結果を聞きに行くことすら半分忘れていました。
結局聞きに伺ったのは9月の半ば。
 
 
 
乳がんは、特に異常はなしでしたが、
 
子宮頸がんの細胞診結果ですが
「細胞診はⅢa、中等度異形成(hsil)」です、
と。
 
 
日常何も症状はないですし、
異常なしだと思っていたので、
もう頭が真っ白で、パニックになりました。
 
 
「このⅢaというのは、細胞診の判定のもので、がんではないし、がんのクラス判定ではないからね」
 
 
「もしかしたら自己免疫で治るかもしれないし、もしかしたら進むかもしれない。
とにかく経過観察が必要なの、いい?」
 
 
と先生に言っていただいたのですが、
何もわからない私はそこで情けないことに半べそをかいてしまいました。
 
 
その後、自分なりに運動したり、
サプリメントを飲んでみたり、
出来ることをやってみて、
12月半ば頃に今一度細胞診を受けたのですが、
やはり「細胞診Ⅲa、中等度異形成(hsil)」という結果で変わらず、精密検査をすることに。
 
 
年明けに、
精密検査(コルポ診とねらい組織診)をしに、
今お世話になっている別のクリニックへ伺いました。
 
 
組織診は米粒ほどの細胞を何ヵ所か採取するので、
オドオド、ビクビクしながら伺ったものでした。
傷みがあるときいていたのですが全くなく、私は全くの無痛。
「先生、終わったのですか?」って質問してしまったほどでした。
先生はベテランで、とてもスムーズで、本当に有り難かったです。
安心してお任せできました。
 
 
その10日後
この組織診の結果は
「浸潤はないが、
高度異形成から上皮内がんではないか」とのこと。
 
その場ですぐ、円錐切除手術の話になりました。
⚫円錐手術は子宮頚部(入り口)の悪いところを切り取り、どのくらい病気が進んでいるのか最終的にわかる検査でもあり、治療でもあるということ。
⚫この段階であれば、大丈夫であること。
(もちろん毎年の健診は忘れずに)
⚫円錐手術は、妊娠可能であること。
⚫そのクリニックでは、電気のメスを用いて、日帰り手術で行うとのこと。
⚫術後は安静に過ごすこと。
そのような話をしていただいたことを覚えています。
 
 
悪いものをそのままにしておくのもなんなので、
仕事のスケジュールをかんがみて、
その一週間後の1/29に行うことに決めてきました。
であれば、すぐ手術に向けて血液などの検査。
あれよあれよと、話が進んでいきました。
 
 
精密検査(コルポ、組織診)の結果を伺ってから手術まではたったの1週間。
今思うとかえって、よかったのかもしれません。
 
 
前日までパドックやMCの仕事をしていたのでなんら考える暇もなかったのですが、
28日の夜、急に不安になり眠れなかったことを覚えています。
 
 
当日も普通に朝御飯を食べて、母に付き添ってもらいクリニックへ。
 
 
麻酔もまったく傷み感じず、すこしだけ重くなった気がしますが、局所麻酔がきいたところで、一時間ほどで終了。
 
 
円錐手術は比較的出血が少ないようですが、
私は出血が多かったようで縫合し、通常より時間がかかったようです。
(病院によっては、一泊二日かそれ以上の宿泊、麻酔も全身だったり、下半身だったり、腰椎からの麻酔だったりと病院・クリニックによっていろいろのようですね)
 
 
先生とお話をしながら、会話しながら進められていきました。
頭の上に時計があるのがわかり「早く終われ~」と、時計をちらちら見ながらも、そればかり祈っていました。
相当身体は力んでいたと思います(笑)。
いまだから笑って言えるけど、やっぱり怖いよね。
 
 
終わってすぐ自宅へ帰されるので、さすがに身体がキツくてタクシーに乗り込み、
ロキソニンとフロモックス(抗生剤)を飲み安静に過ごしました。重めの生理痛みたいな。
その日は母に見てもらいながら横になって過ごしました。
 
 
局所麻酔でしたので身体への負担は少なく、
翌日は傷みもなかったので、クリニック後は渋谷へ野暮用にいくなども出来ました。
でも、術後はくれぐれも安静にといわれましたので、
動きはコンパクトに、さらにお酒とお風呂の湯槽はしばらく我慢。
 
 
10日後の病理検査を聞きに行くときが本当にドキドキしました。
取りきれてなかったらどうしよう。
進行していたらまた手術をしなくてはいけないかなとか、
いろんなことを思いめぐらせながら向かうと・・・
 
 
 
「すべて取りきれたから。
三片とったんだけど、断端陰性ってかいてあるでしょ。だからもう平気。
病理検査は、cis。高度異形成~上皮内がん、
0期のがんだね」
 
 
「本当にいいときに君はクリニックへきたね。これからは検診くればもう大丈夫だから」
 
 
と先生にいっていただき、安堵から涙が出ました。
まだ、これは先週の話です。
 
 
感情押さえていたんでしょうね。
先週は、疲れと安堵で溜め息がとまりませんでした(笑)。
 
 
次、クリニックへはゴールデンウィーク頃に行くことになっています。
 
 
がんは、二人に一人がなる時代。
健康診断!早期発見!が大事!
健康だからこそ、健診が大事なことも身に染みてわかりました。
 
 
早期発見だったからこそ、
私は中四日で仕事もできました。
(休みが多い時に手術をしまして、
最大限休もうと思い4日ノンビリしました)
もちろん、職種にもよるかとは思いますが、
早目であればこそですよね。
 
 
そして、今回思ったことは、
まわりに、子宮頸がんや、筋腫などの治療をしてる友人、仲間の多いこと。
 
 
健康バカすぎる健康で、病院にも言ったことがなかった私。
検査の結果をきいて谷底に突き落とされた気分になり(笑)、どうせ私だけ・・・
 
 
と、ちょっとふて腐れかけましたが、
 
 
いろんな方にお話したり相談をさせていただいたら、
皆さんからいろんな話を聞かせていただいて、逆にそれがとてもパワーになりました。
 
 
この病気で悲しむ人が一人でも少なくなりますように。
そして、皆さんが楽しく日々暮らせますように願って止みません。
 
 
 
日頃の生活を見直し、
自分の身体をいたわりながら生活していこうと心新たにしているところです。
のらり、くらり、ね。
まだ激しい運動は無理なのでのんびり。
ご先祖様からいただいた身体、大事にしなくちゃね。
 
 
クリニックを紹介してくださった先輩や、ドクターの板坂先生には本当に感謝です。
これからはきちんと定期的に見ていただくようにします。
 
 
急ぎで携帯で書いたので、
いろいろ誤字脱字だらけかもしれません。
またあとで、追記したり直したいと思います。
梅田陽子