前回はimageという音楽のお話をしましたが、
今日は、ベルリンフィルのメンバーによる
ストラディヴァリウスの音色を聞いてきました。
ストラディバリウスというのは、
その名のとおり、アントニオ・ストラディヴァリ(1644~1737)という
イタリア人によって作られたバイオリン。
彼は一生涯で、2000本から3000本のバイオリンを作ったと
推測されているのですが、
今残っているバイオリンは700本を下らず、
その価値は希少さも手伝って、一億円以上の値がつきます。
その音色は300年もたっても、
進化し続けていて(スゴイ!)
その根拠や製作方法は未だ不明。
謎。
すべてのバイオリンが古くなれば銘器になるのかと思いきや、そうではないらしい。
作りたての時から、銘器は銘器なのであろうということ。
やはり銘器の再現の可能性は少ないということか・・・。
いまや、ストラディヴァリは伝説になっているわけです・・・。
そんな伝説といわれるバイオリンの音色聞いてきたわけです、ワタシ。
初め1曲目、ヴィヴァルディのチェロの協奏曲だったのですが、
その曲が始まったとたん、聴衆の息が止まり、
曲が終わったとたん、どよめきが起きました・・・。
繊細で、かよわくて、切ない響きでした。
泣きたくなるほど美しい音色でした。
ワタシもバイオリンになって、あのような声が出してみたいとも思いました(笑)。
心の深いところに訴えかけてくるようでした。
バーバーのアダージョ、良かったな~。また聴きたい。
音楽と祈ること(願うこと)はにている・・・と今日感じました。
なにか見えないものに対して、自分の精神を合わせ、もっと高めていくこと。
その行為が、心地いいです。
音楽が楽しいというのは、究極それなのかも。
人間は
最高のもの、
究極的なものに、心ひかれるものなのですね。