垢抜けないイメージのある南海電車の通勤車の中でずば抜けて格好いい1000系(2代目)ですが、なかなかNゲージ化には恵まれませんでしたが、鉄道コレクションで発売されました。

実車のデビューは、1992年のバブルの残り香がする時代で、私の好きな東急9000系や阪急8000系とほぼ同世代で、南海には待望の1994年の関空開港を控えて製造されたので、デザインも内装も今までの南海電車のイメージを覆すようなスマートな車両です。

また、京急1000形17次車が2017年にステンレスカーに塗装したことで話題になりましたが、この南海1000系は1992年にして大手私鉄としては初めてステンレスカーに塗装した車両です。(6次車を除く)

南海電車では、基本的には通勤車は南海線と高野線で別の形式の電車が使用されていますが、この1000系は南海線・高野線双方で共通運用可能車両として製造されました。



床下機器は、いつも使わせていただいている武蔵模型工房の3Dプリンター製のパーツを使いました。



模型は1006Fで空港急行 関西空港行きが印刷済みです。

優先席・車椅子・弱冷車表記は世田谷総合車輌センターのインレタ、パンタグラフはKATOの阪急6300系用のPT48、先頭車のダミーカプラーはJC25のTNカプラーを電連1段切り取って取り付け、乗務員ステップはタヴァサ製のパーツ、動力はグリーンマックスのコアレスモーター動力ユニット20m級B、貫通幌とジャンパ管パーツもグリーンマックス製を使いました。



最後に2014年9月7日〜2015年8月31日までラッピングされて運行された「Peach×ラピート ハッピーライナー」と並べて関空輸送に活躍する両形式の並びを撮影しました。