本磨崖像の由来は以下のとおりです。
「昭和45年8月31日、利賀村有形文化財(彫刻)に指定。仙納原小橋を渡り、利賀川右岸にたどり着くと、林道脇の切り立った法面の上に旧道が残っている。これを少し進むと、右手に不動明王が半肉掘りされた大きな岩がある。この辺りはかつて、井波から、利賀谷を抜けて飛騨に通じた「羽根越え」道の要衝で、小牧ダムの建設以前は、庄川と利賀川が岩を噛んで合流し、渦巻く深淵となっていた。通行者にとっては難所で、この磨崖像は利賀川筋往還の守護を不動明王の霊威に託して刻まれたものである。」
(引用:南砺市文化芸術アーカイブス〔出典:利賀村史編纂委員会編『利賀村史1~3』2004年〕)
小牧ダム湖への利賀川が合流する地点から約500m上流に林道の橋があります。その橋に向かって国道471号から分岐している林道を道のりで約600m降りて橋の手前40mくらいの山側に急な土斜面(そこ以外は絶壁)があり、そこを4~50m登ると旧道があるので左方向(川下向き)に下降ぎみに進むと拝むことができます。
経路はこのとおり。もし行かれる人がいるなら、斜面の急さにめげないでください。
手前の棒は鍬で、サイズ感はこれくらい。
アップしないとわかりにくい。
合掌してきました。
南砺市の指定文化財にはなっているものの、国道の分岐点に案内ポールを建てた以外に保全や保存に関する対応はなにもされていないのが残念です。
谷間に降りる林道からの位置関係です
なんだか私より後に訪ねる人がいなさそう。




