梅棒 16th showdown『曇天ガエシ』

なかのZERO大ホールでの4公演が終了しました。



幕開けから第1クール終了まで怒涛の勢いで駆け抜け、出演していない立場ながら充実の疲労感です。。。


スタッフ、キャストは比べ物にならない集中力と体力を本番ごとに消費しているはずなので、自分なんかがそんなこと言ってちゃ失礼なんですが


いやー


劇場も大きい分、創り上げるエネルギーも大きくなりますな。





さて、いよいよ新国立劇場 中劇場へ。


梅棒的には、EXTRAシリーズの「ウチの親父が最強」を小劇場で行いましたね。



中劇場は、いろんな方の作品を観に行ったり、振付という立場で関わったりはしてきましたが、自分達の公演をうつのは初めてですね。



ちなみに新国立劇場の中劇場は、今現在、自分が最も好きな劇場の1つです。



自分の演劇のルーツは青山円形劇場で

初めて劇団☆新感線で衝撃を喰らったのは新宿コマ劇場


そのいずれもが閉館してしまった今、憧れの劇場を挙げるとなれば、新国立劇場の中劇場や東京芸術劇場のプレイハウス、などでしょうか。



なかのZEROももちろん大きくて素晴らしい劇場で、やりがいがありましたね!

式典や公共イベント向けの多目的ホールといった感じで、劇場内は白壁、かつやや反響が強く、柔らかい音の聴こえ方だった印象です。



それに対して、新国立劇場の中劇場は、演劇とダンスにフォーカスして設計された専用劇場。

個人的な感想ですが、この劇場で、観にくかった or 不快だったという感想を持ったことは一度もありません。


作品への没入感、音の聞こえ方、舞台の見え方など

なかのZEROとはまた一味違った観劇体験になること間違いナシです!


すでにご覧になった方も、よろしければ新国立劇場でご観劇いただき、作品に対する印象の変化を楽しんでいただきたいです。





そして、本日の回を自分は2階席から観たのですが

今作、たびたび雲海の上から観劇をしているかのような感覚になる部分があり、とても美しい光景がご覧になれます。


かつ、奥行きのある舞台装置ならではの演出や、役者同士の前後の距離感が非常に感じやすく、かつ床面に当たる照明の軌跡がハッキリと見えるんです。


新国立劇場は2階席も非常に観やすかった印象ですので、2階席からの曇天ガエシ、非常にオススメかもしれません。





1度の観劇で、しっかりと楽しめるような作品作りを心がけている前提で、の話ですが


複数回梅棒の公演を観ていただく際、あくまで個人的な意見としてのおすすめとして


引きで観て

寄りで観て

推しを観る


を勝手に提唱しています。


まずは、普通に観て舞台の全景が視界に収まる距離感で、物語や演出を楽しんでいただき


次に近くで役者の演技やダンスの熱量を浴びていただき


その2回を経て気になったキャラや、好きになった派閥などにフォーカスして楽しんでいただく


さらにそれに今回はオススメの2階席をプラスして


引きで観て

寄りで観て

推しを観て

2階で観る


なんてのはいかがでしょうか。

よろしければお試しください。




なかのZERO本番後にブログを書いていたら

舞台が完全にバラされてしまいました。




あっという間。。。


本当にプロフェッショナルなスタッフ達に支えられているなぁと感じます。




ここ数日お世話になりまくったCOCOS中野店の、いちごとピスタチオのクイーンパフェで、ジパングリの女王様に思いを馳せながら、この地とお別れいたします。





さて!


新国立劇場での公演は

3/16(木)から22(水)までの10ステージです。


http://umebou16th.dynamize.net/




ぜひとも、ご都合あわせていただき、梅棒のメモリアルな公演を見届けてくださいませ。


憧れの劇場にて、お待ちしております!