{17670CF3-B938-4833-9465-6393CE8871A6}

サクっサクっと

踏みしめるごとに

懐かしい感触

息は白く

手が悴む朝

寒くて寒くて

12月の電気代は

2万円に迫っていました。

日々はあっと言う間に流れ

もう明々後日には

新年を迎えますね

窓の桟の煤を払い

排水溝の髪の毛を取り除き

換気扇の油を拭い

神様を迎える準備を

慌ただしく行う


掃除って面倒

怠惰の渦に飲み込まれ

ゴミ溜めで暮らしていた

20代前半

どんより立ち込めのしかかる

惰性の靄を払ったのは

とあるバイト先の社員さん

作業台に散らばるゴミを見て

「こんなんほったらかしてると"目が腐るわ"」

常時

清潔で整頓された状況を基準とし

その為の作業のクオリティ、また作業後のルーティーンを最適化しいくこと

そして、沢山情報があると判断が鈍りがちな自分にとっては

目の前に必要最小限の選択肢しかない状況を作り出すことは

至上命題である



と繋げて

掃除に対する考えが一変した瞬間でした


掃除とは自らのセンスを磨くもの

そう位置づけされました


身体もそう

筋肉をほぐし

必要な力を手に入れ

思うように体を動かす神経を研ぎ澄ます


体を清潔に保ち

神様が宿るよう

日夜精進する。