いつもの時間に起きてこないと心配と不安が
歳を重ねていくと強くなってしまう。
先月のゴールデンウイークに、部農会のどぶさらい
(田んぼへ続く水源から小川や溝の掃除。田植え前の作業)
に参加をした。
送り出すときに不安がよぎる。
年々、愚痴を言うようになった。
身体が思うように動かないからだ。
過信して怪我をするようになったからだ。
昨年は、家のカーポートに乗り木々の枝を切っていた。
ところが、カーポートの屋根の荷重率が低かった。
抜けて落ちたのだ。挟まった。
なんとか脚立につかまり脱出したが、、、胸と背中と右足を負傷。
カッコ悪いと思う気持ちが強いため、意地を張って病院へ行かなかった。
一緒に行こうと言っても、このぐらい大丈夫だ。骨は折れていないから大丈夫だ。
平気だと言う。
傷口の消毒と、ガーゼで擦り切れている場所をおおった。
痛みのあるところは湿布をやった。
毎日、朝晩と交換した。
なぜ頑なに病院を拒むのか。
呆れる。
今回のどぶさらい、、、10時半ごろ知り合いの方の軽トラで帰宅。
あれ?帰ってくるのが早い、、、あれ?こっちの家に来ない、、、
まさか、、、と思いながら主人の所へ行く、、、
あ~~~、右足を、、、本人は
「たいしたことねえよ、捻挫しただけだ。」
「どうしたの?なんで捻挫したの?」
「お、、、いやな、、、いつもと違う場所での堀ざらいで、、、
土手の所からコンクリートの溝の中に飛び降りたら、
思ったより高さがあって、、、ぐきっ! いってー!ってなって、、、
歩けなくなって、、、たいしたことねえから、大丈夫だから、、、。」
「見せて! 」
と、言って主人の作業ズボンをめくり、靴下を脱がせ、見た。
「あーーー、腫れが酷い。
熱がある。
病院へ行こう。」
「平気だよ。大丈夫だってば。
病院、休みじゃんか。やってねえじゃんか。
捻挫ぐらいで行くことはねえよ。」
「だって、かかとの後ろのここ、骨が出てんじゃない?出っ張ってるよ。
左足の靴下を脱ぐね。
ほらっ、こんなに違う。すごく腫れてんじゃ。行こう。ねっ。」
「平気だってば。骨が出ているわけねえよ。元からだよ。
そんなに腫れていねえよ。湿布を貼ってけば治るわ。
病院はいいってば。行かねえよ。」
何と言っても、病院へ行かない。
カッコ悪いという思いが強すぎる。
強情を張って無理に普通に歩こうとするが、顔は引きつっている。
呆れる。
結局、私が湿布を毎日朝晩貼り換えた。
未だに、足に負担がかかる作業をすると、足を引きずって歩いている。
それでも平気だたいしたことねえと言い張る。
こういう状態だから、私の主人への心配心はだんだんと強くなってしまう。
目覚し時計に戻りますが、、、つづく。