ボク、万里。
ある日
ボク宛てに
プレゼントの箱が
届いたんだ。
○○市
障害福祉課から
って書いて
あった。
でもボク
あんまり漢字が
読めないから
「福」しか
分から
なかった。
福って
「ふくはーうち」
の
ふくってこと
だから
何かいい意味
だろうなって。
ママが
「開けても
いい？」って
聞くから
「いいよ」って
言って
ハサミで開けて
もらった。
そうしたら
カッコイイ
タオルとかの
プレゼントと
共にこんな
カードが
入って
いたんだ。
「ことしも
みんな
しょうがい
にもまけず
がんばり
ましたね」
って。
「しょうがい
って…あれ？
これ、ボクに
来たんだよね。
ということは
ボクには
しょうがいが
あるの？」
気になった
のでママに
聞いてみた。
ちょっと
ドキドキした。
おそるおそる
「ボク
しょうがい
あるの？」
って。
そうしたら
ママは
「万里は
自分のことを
どう思う？」
って聞いて
きたんだ。
「うーん💦
ボクのは
個性だと
思ってた」
って正直に
答えた。
ママはニコって
笑って「万里が
そう思うなら
個性なん
じゃない？
障害でも
個性でも
どっちでも
いいよ。
万里は
万里だしー」
って。
ということで
ボクの特性は
個性です。