大坂の陣161「浪花の事も夢のまた夢」集団ストーカー&テクノロジー犯罪 | 京のみやこ 新しい世の中の社会問題は「サイバーストーキング」

京のみやこ 新しい世の中の社会問題は「サイバーストーキング」

2018年4月集団ストーカーとテクノロジー犯罪を日本精工の大津工場で認識。
得意な現象と見て先ずは退職。地元京都でタクシー勤務も3ヶ月間は集スト。
その後テク犯罪被害者。パナソニック10年以上勤務経験の生かし周知活動も改善術で加害撲滅を目指す

「九州まで平定した事で

全兵力を東国に投入出来る」


「未だ色よい返事を出さぬ北条や

東北大名らは、いずれあちら側から

降伏するであろう」


「佐吉。そちは西国において毛利と協力し、

博多復興を急ぐように指示する」


石田三成は幼名を佐吉と呼ぶ。

秀吉は子飼いらの青年武将らを

親しみを込めて幼名で呼称する。


「博多復興は唐入りへの準備で

ございますか…」


「無論である」

秀吉は即座に応える。

昔より唐入りは幾度も耳にしている、

三成は当初より唐入りには反対であった。


朝鮮半島や中国大陸への出兵は、

財政的にもかなりの負担額である。


財源たる銀の産出は中国地方から

抽出出来る。


じっくりと海外の情勢を踏まえて、

その機を窺うなら理解出来るが、

にわかに軍旅を催し海を渡るとなると

人足や船の数はかなりの数となる。


ましては言葉も通じぬ異国などを

統治するなどとは不可能に近い。


三成は豊臣の存続を早くから危惧していた。


同じ子飼いの加藤清正や福島正則などは

意気軒昂。

嬉々として出兵を望んでいる。


荷駄隊が1日足りとも滞ると

士卒の士気は保てない。


緻密な計算が出来てこそ

大軍を運用出来る。 


今の見立てでは、

無謀と結論づける。


急ぐべき事で無いと注進した。


「・・・佐吉。わかっておる」


「余念なき様に、博多を一大拠点とする

だけじゃ」


「堺ばかりを重視すると、利休らが

更に増長する」


京や大坂への海外からの窓口は

堺に絞られている。


勢力拡大に伴い、次に向うべき方角へ

兵站を構築するのである。


「これからは海の向こうを意識すべきで、

半島や大陸と正式な交渉するには、

欠かせない事業である」


「ちょうど太宰府に政庁の窓口を置いてた頃を

再現させるのょ」


大坂に伸びる瀬戸ノ内の航路を完全に掌握は、

下関や博多において他無く。


三成の手腕も問われる事となる。


「佐吉よ。そちは豊臣の柱石となってくれょ」


一介の茶坊主をこれまでにして

持ち上げる器量には感服する三成は、

頑なに豊臣家に尽くすのである。


「まもなく島津は壊滅するか

降伏するかを選ぶであろう」


「島津の後始末も官兵衛らと

よくよく議論する様にな」


頭の切れる三成は、

それ以降、大役を幾つもこなしてゆくのである。


続く🌷