大坂の陣147「浪花の事も夢のまた夢」 集団ストーカー&テクノロジー犯罪 | 京のみやこ 新しい世の中の社会問題は「サイバーストーキング」

京のみやこ 新しい世の中の社会問題は「サイバーストーキング」

2018年4月集団ストーカーとテクノロジー犯罪を日本精工の大津工場で認識。
得意な現象と見て先ずは退職。地元京都でタクシー勤務も3ヶ月間は集スト。
その後テク犯罪被害者。パナソニック10年以上勤務経験の生かし周知活動も改善術で加害撲滅を目指す

「三河殿よく来て下された」


越中の佐々成政を降伏させて以降

織田信雄は従順、織田の旧臣らはこぞって

豊臣秀吉の傘下に組み込まれる。


残る織田家の盟友である徳川家康を降せば、

最早天下は定まるに等しい。


信州の真田と徳川の確執を越後の上杉に

介入させ、同時侵攻として信雄を尖兵とし、

攻める戦略を立てるが、

巨大地震発生により沙汰止みとなる。


武を持ちいらず家康領を侵食する為に

あの手この手の勧誘政策に切り替え

上洛する運びとなる。


家康側も打つ手がない状況となり

交渉を引きのばす理由は地位向上と

領土保全の確約であった。


これ以上の上洛延期は自滅する可能性があり

臣従する事となる。


「貴殿が来てくれたら東国への足掛かりとなる」


丁重に遠慮がちに秀吉が語るものだから、

慎重な家康も気を緩める事になる。


「関白に就任された事をお祝い申し上げます」


諸大名を前にした謁見と聞き及んでいたが、

何の前触れもなく秀吉本人が

寄宿する邸宅に現れるなどとは

夢にも思わなかった。

(この快活さこそが人心を掌握してきた秘策であろうな)


実直な気質には出来ぬ演出である。

たとえ猿芝居でも悪い気はしない。


関白の対応次第では北条ら東国らを後援として

豊臣に反抗する気でもいたが、

金輪際は方針を変える事と心に決める。


「関白様自らお出迎えは恐縮の至り、

過去は水に流せませんが」


「これよりは誠心誠意ご奉公仕りまする」


本心からそう思い頭を下げる。


するといたずらげに秀吉は近い距離まで接近し 

「おことの頑固さには辟易した」


「これよりは虚心坦懐、仲むずましく頼みうる」


常識外れである。

天下人とは言え鼻先まで近寄り

声をかけるとは三河では考えられない。


「だれもが安心出来る世が訪れたら」


「身分を問わず本音で語り合える日が来ようぞ」


「三河殿、協力して下され」


こうなれば面子にこだわり反豊臣であった

家臣団は異論を問わなくなるであろう。


家康の内心を見透かした秀吉は

 

「明日に会えば双方緊張するでな、

だから今宵単身で罷り越した次第である」


「お主の家臣にもよう言うて聞かせてくれ」


「然るべき官位も授けるでょ」


ニコリと笑い肩を叩く。


家康は真顔となり

「実は太閤様」


「明智光秀殿が生存されてたとしたら」


「どう思われますか?」


突然思念にない台詞を耳にした

秀吉は笑みが消える。


「今何と?」


続く🌷