日暮れ竹河岸
藤沢周平
(文春文庫「日暮れ竹河岸」収録)

うわー続き気になる!!
商売がうまくいってない男のお話なんですけれども、借金の返済期限が迫っています。
もとは若くてやり手だったのに見通しの甘さでしくじったもんだから、周囲の商人の目が厳しい。
金を貸してくれと頼むも、返せないもんは貸せないと断られます。
ようやく貸してくれたのは、前の奉公先が同じだった男。
この男とは奉公先が同じということ以外に、同じ女を好いた仲でもありました。
(この女ってのが女の武器全開という感じでなかなか強か)
今では女はその男と一緒になる予定です。
主人公は女の危うい雰囲気に気づいて身を引いたんですが、男の方は女のせいで奉公先をクビになって今は行商して生計をたてている。
そんな暮らしなのに、昔の仲間のために金を工面してくれるんだから人がいいというか、義理堅いというか。
貸した10両のうち、4両は他の人から工面してきたお金だから必ず返してくれよ、と念を押す男。
主人公はひとまず期限の迫っている借金の目処がついたと感じて安堵。
「大丈夫だって。必ず返すよ」と、軽い。
まだまだ借金はあるはずなのに、なんなんだろうなこの軽薄さ。
オレを信じてくれよ、なんて詐欺師みたいなこと言ってるし…返すつもりあるのか無いのか。
そんなところでプツンとお話は終わっています。
続き気になるよ!
この主人公、きっとまともにお金返せないでしょ。
その後の人生をそこまで深く考えてなさそうだし。
今後、少なくとも行商男は人生転がり落ちていきそうな…