奥様会はなくなったらしい



 以前に奥様会って何か?と書いたことがありました。当時、私が推測で書いたものです。


 先日、夫の仕事とは関係のないところで知り合った同じ会社に勤める方と話していた時に、以前は確かにこの地域にも奥様会はあったのよと教えてもらいました。

あったんだ!

 びっくりしました。とは言え、半年以上も会社の奥様会がなくても問題なく生活できている、裏を返せばそれくらい日本人がいて奥様会に頼らなくても生活できる地区であるということなのです。


 (夫の会社の)他の地区の奥様会は、場所によってまだ健在なのかも知れませんが、この地区で言うとコロナ(明け)を機になくしてしまったようです。それはそれで構わないと私自身は思っています。ちょっとしたことなら、子どもの送迎の時に誰かに聞いてみるとか、ESLの日本人に聞くとか補習校や習い事の時に聞くでことが足ります。


 その反面、半年以上経って奥様会の良い点も分かってきました。それは会社の福利厚生についてざっくばらんに聞けることです。こちらは日本と違い国民皆保険制度ではありません。加入しているヘルスインシュアランスによってサポートされる内容も異なります。もちろん会社によってはインネットワークの病院やクリニックも異なるため、迂闊にいろいろなことを人前では話せません。そういう時に気軽に聞ける人がいることはありがたいと感じます。


 もちろん今までもたくさんの方にお会いして、いろいろなことを教えてもらってきました。それは駐在であっても永住であっても、それぞれ経験していることが違うのでとても為になっています。特に我が家のように障害のある子を育てていると、定型発達のお子さんよりも多くの情報を収集しなくてはいけないこともあります。そんな時に頼りになるのは、やっぱり先輩方なのです。駐在の先輩、この土地での先輩、子育ての先輩などなどです。


 我が家の場合は、本当にありがたいことに夫も会社で日本人含め現地採用の現地の方からもいろんな小ネタを拾ってきてくれるので、助かっています。こちらに住んでいる方たちは総じておおらかで親切なので、私たち家族もここまで何とかやって来れたのだ思っています。


 この年末でこちらで知り合った方が何人か本帰国されます。私たちにとっては初めての経験です。どの方も大好きだった方なので、帰国されてしまうのが本当に寂しいです。でも、旅立ちもあれば出会いもあると信じて、新しく来られた方たちに今度はできることから私たちもサポートしてあげられたらと思います。