リトルショップ・オブ・ホラーズ | キネマの天地 ~映画雑食主義~

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レンタルビデオ鑑賞日誌



(ほぼ)一日一本のペースで映画の感想を書いてます。

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内容:花屋の店員シーモアは中国人街で奇妙な鉢植を買った。ところが、なんとこの植物は人間の生き血をエサにする吸血植物だった……。コメディ・タッチのホラーにしてミュージカルという、全く新しい感覚の娯楽作。(amazonより)


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はい!スティーヴ・マーティン が出演しているという事で借りてまいりました、1986年製作

「リトルショップ・オブ・ホラーズ」です!!






ダウンタウンの花屋の店員シーモア・クレルボーン(リック・モラニス)は、小さい頃に拾われた主人のマシュニク(ヴィンセント・ガーディニア)に、まるで奴隷のようにこき使われている。孤独なシーモア青年のたったひとつの心のよりどころは同僚の女店員オードリー(エレン・グリーン)である。彼女はグラマーな金髪娘だがちょっとオツムが弱く、暴君の歯科医の愛人オリン・スクリヴェロ(スティーヴ・マーティン)に痛めつけられていた。シーモアの唯一の趣味はいろいろな花を可愛がることだが、ある皆既日食の日、不思議な鉢植えに出合った。彼は名前も知らないその鉢植えの植物を“オードリー2"と名づけて、地下室で育てることにした・・・(goo映画より)




はい、ブラックユーモアたっぷりのコミカルなミュージカル映画です。


まずこの作品の成り立ちについて簡単に説明しますと、最初は1960年、

ロジャー・コーマン監督がわずか2日間で撮り上げたという同名の映画がありまして、

それはあまりヒットしなかったのですが、後にオフブロードウェイでミュージカル化され大ヒット、

そのミュージカルを元にフランク・オズ監督が再び映画化したものが本作というワケです。

ミュージカルは日本でもたびたび上演されておりますのでご存知の方も多いのでは

ないでしょうか、今年も確かDAIGO主演で演じられてましたしね。


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↑コチラが元祖版。若かりし日のジャック・ニコルソンも出演。




で、感想。



うん!! 面白――い♪ んでもって楽し―――い♪ヽ(゜▽、゜)ノ



ほい、まさに「これぞエンターテインメントッ!!」って感じですねー♪ヘ(゚∀゚*)ノ

ホラー有り! SF有り! 笑い有り! ロマンス有り! もちろん唄有り!!

いろんな要素がごった煮的に盛り込まれた、これぞ80’sミュージカルと言うべき

楽しい映画ですよっ♪



スキッド・ロウ(=貧民街)に暮らす花屋の店員シーモア(リック・モラニス)は、街が突然の

皆既日食に襲われた日に観た事も無い奇妙な植物をみつけ、家に持ち帰る。

密かに想いを寄せる同僚オードリー(エレン・グリーン)にちなみ、その植物に

“オードリーⅡ”名付けたシーモアだったが、何とその植物は宇宙からやってきた

吸血植物だった!!!ってなお話。



で、始めは小さく今にも枯れてしまいそうだった“オードリーⅡ”ですが、シーモアから

血をちょっとずつ貰ううちにみるみる巨大化、しかしそれと同時に花屋は“オードリーⅡ”を

観に来た客で大繁盛、シーモアはマスコミに引っ張りだこの有名人となります。





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↑最初はこんなにちっちゃかったオードリーⅡが…






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↑こうなって・・・














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↑こうなります!!∑ヾ( ̄0 ̄;ノ






で、シーモアから貰う血だけでは足りなくなり「もっと血をよこせ!」と要求する

“オードリーⅡ”に、せっかく有名になってオードリーとの距離も縮まってきたのに

元の生活に戻りたくないシーモアは、とある恐ろしい計画を実行してしまう…

ってな展開です。



まぁストーリーは非常にシンプルな上に結構ブラックなのですが、唄とパフォーマンスが

素晴らしく楽しいので、決して暗くならないし退屈せずに観られるんですよねー♪

とりわけ素晴らしいのがオードリーのカレシにしてドSのDV男、歯科医のオリンを演じる

スティーヴ・マーティン!!ヽ(゚◇゚ )ノ 「I am a dentist~♪」と唄い踊るパフォーマンスは

もう抱腹絶倒モノですよ!素晴らしい!!



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↑曰く「人に苦痛を与える為に産まれてきた男」w 



また舞台版からの唯一のオリジナルキャスト、オードリーを演じたエレン・グリーン!!

あまりに唄が巧すぎてなんだか泣きそうになったッス(゚ーÅ)

それに狂言回しの役割を担う“3人娘”の唄も良かったし、やたらとファンキー(←死語?w)な

“オードリーⅡ”の声もカッコ良かったなぁ。ってかあの“オードリーⅡ”の動きは

何気に凄いよね! 「ゴーストバスターズ」とか「ネバーエンディング・ストーリー」

そうだけど、この時代のクリーチャーってCGに頼らずによくぞここまで精密な動きが

出来るもんだなぁって心底感心しちゃいますよ。





総評。

とにっかく楽しい映画です。グロやブラック・ユーモアの程度もほどよく、音楽も

ロックやソウルが主体なので、ミュージカル映画が苦手な方にもきっと楽しんでいただけると

思いますよー♪

ってワケでオススメ!!!