世界中がアイ・ラヴ・ユー | キネマの天地 ~映画雑食主義~

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(ほぼ)一日一本のペースで映画の感想を書いてます。

世界中がアイ・ラヴ・ユー [DVD]
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内容:『マンハッタン』のW・アレン監督・出演によるミュージカル。『エリン・ブロコビッチ』のJ・ロバーツ、『ファイト・クラブ』のE・ノートンら豪華スター共演。(Amazonより)


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はい!ウディ・アレン  作品より、今回は1997年製作「世界中がアイ・ラヴ・ユー」

お届けいたします。

なお余談ですがコレ、ワタシが唯一劇場鑑賞したウディ作品なんですよね。

・・・あれから10年近くたつのか。。。(-"-;A




春爛漫のニューヨーク。ホールデン(エドワード・ノートン)が恋人のスカイラー(ドリュー・バリモア)に歌いかけると、街中が歌い、踊り始める。スカイラーの義理の妹ジュナ、通称DJ(ナターシャ・リオン)はパーク・アヴェニューのペントハウスに住むリッチな一家の娘。継父のボブ(アラン・アルダ)は弁護士、母ステフィ(ゴールディ・ホーン)は資産家の娘で社会活動家。実の父のジョー(ウディ・アレン)は作家でパリに住んでるが、しょっちゅうニューヨークに戻ってくる。今度も女性にふられたばかりで、親友のボブとステフィに泣きつきにきている。ボブはリベラルな民主党支持者、ステフィはさらにひどい罪悪感つきのリベラルな民主党支持者で奉仕と社会運動に大忙し、なのにDJの弟のスコット(ルーカス・ハース)はウルトラ保守主義者の共和党派で、ボブと喧嘩が絶えない。ボブとステッフィにはレイン(ギャビー・ホフマン)とローラ(ナタリー・ポートマン)の双子がいる。二人とも街でよくすれちがう男の子にゾッコンだ・・・(goo映画より)




はい、コメディからサスペンスまで様々なジャンルに挑戦しその多才ぶりを発揮している

ウディですが、本作はなんとミュージカル、それも黄金期のMGMを髣髴とさせるような、

楽しくてロマンティックな王道ミュージカルですよ♪ヽ(゜▽、゜)ノ



ニューヨークに住むとある上流階級一家による群像劇である本作は、↑のあらすじを

ご覧いただけばわかるとおり、登場人物も多く関係もちょっと複雑なため、一人一人の

紹介は割愛させていただきますが、例によってキャストがとにかく豪華なんですよね!

“コメディの女王”ゴールディ・ホーンを筆頭に、ジュリア・ロバーツエドワード・ノートン

ドリュー・バリモアティム・ロスナタリー・ポートマンetc、エトセトラ!!ヘ(゚∀゚*)ノ

もちろんウディ自身も出演しておりますし、彼ら豪華キャストによる歌や踊りの

パフォーマンスはもうそれだけで一見の価値ありですよ♪( ´艸`)



ストーリーに関しては、ウディお得意の「ニューヨークのハイソな人々の恋愛模様」を軸に

登場人物各々の短いエピソードを積み重ねていく形を取っております。

んでもってワタシがとくに好きなシーンは、おじいちゃんのお葬式での“死者のダンス”

ハロウィンでの“バナナ娘”、それからクライマックス、セーヌ河岸でのウディとゴールディによる

ロマンティックなダンス・シーン!!ヽ(゜▽、゜)ノ

前の二つはもう掛け値なしに楽しいし、セーヌ河岸のシーンではフレッド・アステア&ジンジャー・

ロジャースも真っ青ってぐらいのロマンティックなダンスを披露してくれていますよ♪(〃∇〃)

加えてムショ帰りのヤクザ者を演じるティム・ロスのチンピラぶりも爆笑モノですし、

ジュリア・ロバーツの歌も全く違った意味で笑えちゃったりして(爆)

・・・ジュリア、ミュージカルはやめといた方がいいかもね。。。(;^_^A

あとはまだまだ子供なナタリー・ポートマンの姿がなんか懐かしく思えちゃいましたw



総評。

ウディ作品には珍しく、パリやヴェネチアなどニューヨーク以外の土地の景色も楽しめますし、

“Just you, Just me”“I'm through with love”などの楽曲は古き良き時代のミュージカルの

名残りを感じさせてくれます。

ストーリーなんかはいかにもウディらしいんだけど、理屈っぽさは皆無なのでウディ作品が

苦手な方にもきっと楽しんでいただけると思いますよ~♪

近年の「ヘアスプレー」 みたいな元気が出るミュージカルも好きだけど、こういうかつての

MGMミュージカルのようなロマンティックな物だって、今の時代でも十分通用するんだと

改めて証明してくれてるところがミュージカル好きとしてはうれしいところですね♪

というわけでモチロンオススメです!!!ヽ(゜▽、゜)ノ