AZワゴン フロントハブベアリング交換〜その②ハブベアリング交換〜 DIY整備 | うまぞう パチンコ・パチスロ収支 DIY作業 備忘録

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6月22日(月)
 
 
前の記事では、AZワゴンの車体からアクスルハブを取り外すまでを書きました。
 

 

この記事では、フロントハブベアリング交換の様子を書いていきます。
 

と、その前に、費用や効果の話を少し。

ハブベアリングは1個2,000円しません。今回同時にドライブシャフトをリビルト品に交換していますが、ドライブシャフトリビルト品は左右それぞれ1万円弱でした。

整備には工具はそれなりに必要ですが、新たに工具を購入したとしても、整備工場で交換を依頼するより安価に済むと思います。また、整備工場ではあくまで交換作業だけで終わりになってしまいますが、DIY整備なら分解した機会にそれぞれの部品を手入れすることが出来るのも魅力です。

安価に済んで、工具が手に入って、既存部品の手入れまで出来るので、興味がある方は是非チャレンジしてみると良いと思います。


 
では、作業風景を。


先ずは、アクスルからハブを抜き取ります。

 
ハブの反対側から、ソケットを当てて、大きめのハンマーでガンガン叩いて抜きました。22mmのソケットがちょうど良かったです。
 
ちなみに、この状態でベアリング自体を叩き出そうとしても、ベアリングはスナップリングで固定されていますのでいくら叩いても抜けません。ご注意下さい。
 
 
アクスルからハブを抜き取りましたが、ベアリングのインナーレースだけがハブに残ってしまいました。(今回、僕の整備では、運転席側も助手席側もどちらもこの状態で抜けました。こうなるのが普通なんだと思います。)
 
 
ハブからベアリングのインナーレースを取り外します。
 
 
30〜50mm用のセパレータをセットして、シールドライバーの頭を置いて
 
 
 
ギアプーラーをセットして、グイグイとインナーレースを抜いていきました。インナーレースがシールドライバーに当たるくらいまで抜けてきたら、一旦ギアプーラーを外して
 
 
 
インナーレースの内寸より小さいソケットを当てがって、ギアプーラーをセットし直して、グイグイ抜いていけば、インナーレースの取り除きが完了です。
ここでは24mmのソケットがちょうどよかったです。
 
 
次に、アクスルに残っているベアリングを取り外します。
 

ベアリングを固定しているスナップリングを外します。
(ここのスナップリングは大きめなので、小さなスナップリングプライヤーでは結構しんどいかも知れません)
 
 
スナップリングを外したら、ハブを抜き取った時と同じように、反対側から当て物をしてハンマーでガンガンとベアリングを叩き出しました。
 
 
 
外したベアリング。真っ黒です。
これだもの、「ゴーー」って異音がするわけです。
 
 
 
ここまで分解することも中々ありませんからアクスルとハブの掃除をしてから、向きを間違わないように新品のベアリングをアクスルに圧入して、ハブも圧入しました。
 
ベアリングの圧入は、取り外した古いベアリングを当てものとして利用し、均一に圧入するためにシールドライバー当てて叩き入れました。
 
ハブの圧入は、ベアリングの半分まで叩き入れて、そこからは裏側からベアリングのインナーレースを押さえるかたちでギアプーラーをセットして圧入していきました。
 
ハブを圧入する時は、全部叩き入れようとすると、反対側からインナーレースが抜けてきてしまうので注意が必要です。
 
 
 
ベアリングとハブの圧入が終わったら、アクスルハブを、取り外した逆の手順で組み付ければ作業完了です。
 
 
 
今回の僕の作業では、アクスルとハブをワイヤーブラシとサンドペーパーで掃除してから、他の部品と干渉しない部分は錆転換剤を塗布しました。
 

それと、組み付けと同時にドライブシャフトをリビルト品に交換しました。
 
 
──今回使用した部品の紹介──

フロントハブベアリング【KOYO製 DAC3562W-10CS51】

(純正部品番号 1A02-33-047)

 

ドライブシャフト リビルト品(ABS有)

(右)1A25-25-020E (左)1A25-25-030F

※必ずご自身で適合確認を行って発注して下さい。

 

 
 
 
──今回使用した工具の紹介──