AZワゴンのタイロッド(ラックエンド)・タイロッドエンドブーツ・マフラー交換 DIY整備 | うまぞう パチンコ・パチスロ収支 DIY作業 備忘録

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5月23日(土)
 
本日は、昨日やり切れず残ってしまったもう片側のタイロッド(ラックエンド)交換、それに伴うタイロッドエンドブーツ交換、それとマフラー交換を行いました。
 
 
マフラー交換は、

 

防錆塗装して組み付けました。マフラーの交換はとても簡単で誰でも出来ますので、手順も割愛します。
 
 
タイロッド(ラックエンド)は、交換するのに大変苦労する可能性が高いです。また、今回交換してみて強く感じましたけど、タイロッドがダメになれば、ギアボックスにもダメージがあると考えて、リビルト品のステアリングギアボックス(ラック&ピニオン)に、まるっと一式交換した方がいいかも知れません。
 
 
そんな前置きをして、交換風景。
 

はじめにタイロッドエンドを外します。
 
まずはコッターピンを外します。
コッターピンは3.2φでした。
 
コッターピンを外したら、タイロッドエンドを外します。これを外すには、タイロッドエンドプーラーを使うのが良いですね。3,000円程度で購入出来ます。
 
タイロッドエンドキャッスルナット締め付けトルク43N・m
 

 
タイロッド(ラックエンド)の分解をはじめる前に、ブーツの先端から、ロックナットの先端までの長さを正確に測っておくことが重要です。これを怠ると、タイロッドの交換が終わったあと、タイヤのトー調整で苦労する可能性が増します。
 
ロックナット締め付けトルク45N・m
 
また、油性マジックなどでマーキングする方法がネット上には沢山ありますが、ロックナットが回らなくて油を注したりするとマーキングが消えて分からなくなる可能性があります。ですので、マーキングと合わせて長さを計測をしておいた方がいいです。というか、正確に測っておけばマーキングの必要性は低いと言えます。
 
 
長さを測ってメモしたら、ロックナットを緩めます。次にタイロッドエンドを取り外します。そしてブーツ先端のバンドを外します。
 
 
ここからが至難の作業。固着しているブーツを外していきます。新品ブーツを用意していれば、既存のブーツは切ってしまってもいいですが、ブーツを再利用しようと考えているのなら、慎重かつ大胆に外していく必要があります。
 
まず、ブーツ先端が固着しています。そして、作業スペースが狭いので、ブーツ末端のバンドが外しにくいです。最後に、ブーツ末端もブッシュに固着しています。なので、KUREのラバープロテクトや、その他粘度の低いオイル、マイナスドライバーや内張り外しなどの道具を上手く活用して、ブーツを外します。
 
僕は、フロントメンバー取り付けボルトを緩めて、少しだけメンバーを下げて作業しました。わずかですが作業スペースが広がります。
 

ブーツを見事に外せたら、ボールジョイントが見えます。このボールジョイントまでがタイロッド(ラックエンド)です。
 
 

ロックワッシャーがラック側に折り込まれていますので、ポンチやマイナスドライバーなどを当ててハンマーで叩いて、折り込まれているワッシャーをギアボックス側に押し出します。これをしないとタイロッドを外すことが出来ません。
 
ロックワッシャーを押し出したら、いよいよタイロッドのボールジョイントを外す工程です。
 
このボールジョイントは、ハンドルを目一杯に切ってあげると出たり入ったりします。
 
運転席側のボールジョイントを外したければ、助手席側に目一杯にハンドルを切っておくと、タイヤハウス近くまで出てきてくれるので外しやすくなります。(それでも外しにくいですけど)
 
今回僕は、運転席側のタイロッドはモンキーレンチで外せましたが、助手席側はパイプレンチで外しました。
 
外し終えたら今度は組み付けです。
 

ロックワッシャーには表裏があり、少し飛び出ている方が裏(ギアボックス側)になります。
 
タイロッドを回し入れて、しっかり固定するまでモンキーレンチなどでネジ込みます。
タイロッド(ラックエンド)の締め付けトルクは85N・m
 
 
ロックワッシャーをラック側に折り込むのですが、僕はウォーターポンププライヤーの幅を広めにして、片側ずつ挟み込んで何度かグイグイとやって手前に折っていきました。
 
 
タイロッドエンドブーツの交換は
 

ブーツのリングの先端を持ち上げて、ブーツを内側へ押しながらリングを引き上げてスライドさせていきまして、残り半分を過ぎたら反対側からガイドを差し込んで回して上げれば簡単に外せます。
 

交換後はワイヤーで固定しました。
 
 
ステアリングラックブーツの根元も、ワイヤーで固定しました。ワイヤーは、100円ショップのステンレスワイヤーを使用しました。
 
 
あとは元通りに組み付ければ、タイロッド(ラックエンド)交換及びタイロッドエンドブーツ交換は完了です。
 
 
非常に時間が掛かります。
 
 
 
さて、これで全部OK。車検も不安なし…のハズだったんですけど…
 
 
ダメ。。。
 
脱力感と敗北感しかありません
 

ガタつきが出ていたのが、タイロッドではなく、ステアリングギアボックスのブッシュ部分だったからです。そしてこのブッシュ部分だけの交換ってのが出来ないようで、つまりはステアリングギアボックス(ラック&ピニオン)を、まるっと一式交換するかたちで対処することになります。
 
これ実を言うと、交換している時には確信に至ったわけですが、整備工場で車検事前点検をしてもらう前に、自宅でガタつきの点検していた段階でステアリングギアボックスだろうと感じていたんです。
 
けれど、整備工場で事前点検してもらって「ラックエンド」だと指摘してもらったので、プロの意見を尊重したわけなんです。
 
いやホントに
プロとかって信じちゃダメね
 
これですね、僕はセルフで整備しているからラック部品代の5,000円程度の出費で済んでいますが、整備工場ではラック交換作業って25,000~30,000円くらい取るんですよ。
 
そして、ステアリングギアボックス一式交換ってなったら、純正新品を使って交換したら8万円くらいの整備になるんです。
 
こんなのね、絶対に誤診しちゃダメなところですよ。トラブルになります。
 
 
もう一度言いますけど
 
いやホントに
プロとかって信じちゃダメね
 
 
 
ということで、ステアリングギアボックス一式で交換が必要になりました。まあ、予想していたので良いですけども。
 
リビルト品を使おうと思いますが、さらに2万円追加投資となります。
 
 
今まで4年間、エンジンオイル関係以外はほぼ無整備だったので、お金が少し掛かるのは仕方ないですね。出来る限り手を掛けてやります。
 
 
 
 

 

 

 
 
※部品調達時は、必ず純正部品番号を確認しましょう!