期待収支を正確に算出する | うまぞう パチンコ・パチスロ収支 DIY作業 備忘録

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さてさて、今回は
「期待収支を正確に算出する計算方法」
を書いていきます。


前回、➡︎「回転率と期待収支」⬅︎でお伝えしたように、ヘソの回転数だけを測っていても、大当たり獲得出玉が変動するために、期待収支は正確に出すことは出来ません。


それを取り込んでしまう計算方法です。


では、前回と同様にFクィーン2018(1/106)を例に説明していきます。


15Rで1110個。5Rで350個。
電サポ中の出玉増減はナシ。

これがこのボーダーラインの算出条件です。




1,000個使用して、通常100回転目で当たり、5R、5R、15R、5Rと引いて終了しました。

その玉を全て使いましたが、電サポ55回転終了後、通常200回転当たらずでした。と、いうことにしましょうか。




算出条件通りなら、使用した玉数は
投資した1,000個。
5R 350個×3回=1,050個。
15R 1110個×1回=1,110個。
合計3,160個です。


回転率は、300回転÷3160個×250≒23.73/k。
23.73/k、300回転時の期待収支は、4円等価交換で約+2,982円。単価は、2,982円÷300回転≒9.94/rとなります。


前述の通り、大当たり獲得出玉は変動します。
ですが、計算方法は一切変更せずに算出条件通りに計算することで、獲得出玉の変動を取り込んで回転率を算出することが出来ます。







例えば、上の内容で、実際の大当たり獲得出玉が、3,000個だったとします。それなら、少なかった160個は無駄に使ったと思えばそれでいいんです。


逆に、500個多かったとします。
それでも、そのまま算出条件通りで計算。
出玉が多く獲得出来たということは、その分多く回せるだけだ。と、考えるわけです。



前回、➡︎「回転率と期待収支」⬅︎において、「250個あたり」の250個はどのように捉えていますか?と、問いかけていますが、250個あたりの平均回転数とは、

「算出条件下における250個」
でなければ意味がないということなんです。



算出条件下における3,160個で回せた回転数は300回転でした。と、それだけでいいんです。


実際の獲得出玉が160個少なくても、500個多くても、300回転だったというその事実は変わらない。と、そういうことです。


違うのは実数での250個ではないってこと。
160個少なければ、3,000個で300回転だし、500個多ければ、3,660個で300回転です。


実数で判断すると、前者は25.00/kとなり、後者は20.49/kとなります。しかし、これはあくまでも実数における回転率であり、算出条件下における回転率ではありません。


と、いうわけで、この時点における出玉性能は、前者も後者も同じ23.73/kなんですね。




問題はこの先です。




前者は、よく回るけど大当たり獲得出玉数が算出条件より少ない。これは、通常が沢山回せるなら期待収支は良くなりますが、電サポ中の大当たりが連続しまくると、回転率がだだ下がりになり、期待収支が大幅に下がります。


後者は、前者に比べて通常が回らないので、ハマりを喰らうと期待収支は下がります。けれど、大当たりが連続しまくると、回転率も上がり、期待収支が大幅にプラスに転じます。




とまあ、そんな感じで、算出条件通りに計算すればいいんです。これで期待収支はかなり正確なものになります。






さて、今回算出した期待収支はかなり正確なものになりました。が、実は、期待収支は少し低く出てきます。それは「電サポ55回転で終了」としているためです。本来電サポは50回転で終了なのだけど、終了した時点の残り保留も電サポに含めるからです。

こうすると、連チャン率が少しだけUPするのですが、その分を加味していませんので、少しだけ期待収支が低く出ます。

だけど、少しだけ期待収支が低めに算出されるくらいの方が精神衛生上良い。僕はそう思っています。



ただし、換金ギャップがある場合に、現金投資をすることになると、期待収支も大幅に減少してしまいますが、その辺の話はまた次の機会にしましょう。




より確実に良い台を掴むためには、当たるまでの投資中はヘソ入賞スタート回数を確認し、実数における回転率を見ていき、当たり出したら算出条件下における回転率を確認していくと良いと思います。