また騎手のスマホ問題が発覚し、一人の騎手が引退する事になった。
(報道)
JRAは13日、永野猛蔵騎手(22=伊藤圭)の引退を発表した。本人からの騎手免許取消申請を受け、13日付で免許を取り消した。永野騎手は10月5日から6日にかけて、東京競馬場調整ルーム居室内に通信機器(スマートフォン)を持ち込み、通信していた事実が判明。騎手として重大な非行行為があったものと認められ、同8日から裁定委員会の議定があるまで同騎手の騎乗は停止されていた。この件に関して同日、東西トレセンで説明会が行われた。
美浦トレセンの赤井誠公正室長は「事象が発覚してから騎手本人から引退する旨を伝えられていたが、裁定委員会は行ってから引退届を出したため、11月13日付で取り消し。本来であれば12カ月間の騎乗停止処分という内容であったが、それが執行されることはない」と引退の経緯を説明した。
同騎手は2023年5月26日から2024年10月6日までの期間で継続的に調整ルームで通信機器を使用していたことが判明。1台目のスマートフォンをロッカーに預け、2台目を持ち込みしていたことが分かった。
また調整ルーム内での行為ではないが、自身の骨折休業中に親族へ馬券の予想行為を行っていた。
永野騎手は21年にデビュー。4年目の今年は11日時点で28勝とキャリアハイ(22年30勝)を更新するペースで勝ち星を積み上げていた若手のホープだった。
若手騎手の同様のケースでの処分が後を絶たない。昨年5月には今村、永島、古川奈、小林美、河原田、角田河騎手の6人が福島競馬場調整ルーム居室内へのスマホ持ち込みで30日間の騎乗停止処分を受けた。今年7月には水沼騎手が東京競馬場調整ルーム居室内へのスマホの持ち込み、不適切使用で約9カ月の騎乗停止。藤田菜七子元騎手は昨年5月以前に複数回、競馬場の調整ルームにスマホを持ち込み、他者との通信、聞き取り調査への虚偽申告を行っていた(裁定委員会開催の議決が出る前に引退を発表)。永野騎手に対する調査の中で、9月には小林勝騎手もスマホを美浦トレセン調整ルーム居室内に持ち込んでいたことが明らかになっていた。
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残念ながら、永野騎手も引退。
個人的には、ロードヴァレンチという馬で2勝。アレキサンドライトSを完勝して、
マーチSで4着。レッドバリエンテではアルゼンチン共和国杯で7着だったと思う。
こんな感じで競馬ファンは馬券や一口馬主を通じて、若手騎手を見ているものである。
1勝してくれたり、穴馬券をくれたりした時には感謝していると思う。
折角苦労して競馬学校を卒業し、厳しくも華やかな騎手の世界に入ってきたのだから、
若手騎手には自身の心の中から、自発的に決められた規則を守って精進して欲しい。
競馬界にとっても若手の流出は痛いはず。また各個人のこれまでの努力に対しても、
「勿体ないよ・・」と感じている。