広尾サラのロディニア号につき、故障引退が発表された。
ロディニア 3歳牡 父キズナ、母ミスペンバリー、高柳瑞厩舎、54M
24.03.05 Hp 美浦トレセン在厩。先週末になって右前肢に腫脹が認められたことから、念のためエコー検査を行ったところ、右前浅屈腱炎との診断が下りました。~
「箇所は右前裏のちょうど真ん中あたり。2~3cmほどの腫れがあり、僅かに歩様にも見せている状況です。帰厩してからまだ強めの調教を行っていない段階でのアクシデントであることを考えますと、調整による負荷だけではなく、テンションが上がってぶつけてしまったなどの外的なものも影響しているのかもしれません。損傷率が高いため、回復にはかなりの月日を要してしまいそうですし、見通しが立つかどうかは正直難しいところ。進退についても慎重に考えていく必要がありそうです。このような事態になってしまい、本当に申し訳ございません」(高柳瑞調教師)
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母ミスペンバリーと言う事で、パンサラッサの半弟にあたる血統馬。
ミスペンバリーの産駒は、クリサンセマム→エタンダール→ディメンシオン等と来て
パンサラッサで大きく羽ばたく事になるのだが、その下のキズナ産駒のアシタカ、
そして今回のロディニアと芳しくなかった(キズナとの相性今一つだったのだろうか)。
ロディニアについては、1月に一旦デビューが決まったがトレセンでデビュー予定を
白紙にして調整が続けられていた。しかし、屈腱炎で未出走引退となった。
広尾サラの現3歳世代では、船橋のブルーバードC(Jpn3)を勝ったアンモシエラのみ
勝ち上がって光輝いているが、その他は15頭の募集馬中、14頭が未勝利のまま。
最近、同倶楽部の募集馬の選定と運用がけっこう粗雑かな・・・と残念に感じている。
暫くの間、慎重姿勢で様子見したい。