シルクHCの2歳馬近況。馬名が決まった。
プリモシークエンス 牡 父エピファネイア、母プリモシーン、木村哲厩舎、120M
在厩場所：ノーザンファーム早来
担当者「この中間は週3回の周回コースでの乗り込みに加えて、週3回は坂路コースを45～46秒で登坂しています。調教に関しては一番早い組に属しており、すこぶる順調に進めることが出来ています。ただ、相変わらず何事に対しても敏感なところを見せているので、その点には注意しながら進めています。今のペースでは余裕を持って動けているものの、馬体からすれば、もっと動いて欲しいなと言うのが本音ですね。それでも、決して動きが悪いというわけではなく、中身がしっかりすれば見た目通りの動きを見せてくれるはずなので、乗り込みながらもう一段階動きの質を高めていければと思っています。このまま順調に進められるようなら、3月中の移動も視野に入ってくると思うので、気持ちと走りが噛み合うように上手く調整していきたいと思います」馬体重512kg
→坂路での動画では脚をプラプラさせている感じで、この辺りは集中力のせいなのか。
移動は早いかもしれないが、しっかりするまで時間は少しかかりそう。引き続きA-。
ロパシック 牝 父エピファネイア、母ツルマルワンピース、大竹厩舎、50M
在厩場所：ノーザンファーム早来
担当者「年末年始を挟んだ後も順調に進めることが出来ており、この中間は週1回周回コースでの乗り込みに加えて、週3回坂路コースで15～16秒ペースで登坂しています。昨年末にはハロン15秒を切るところまで負荷を強めてみましたが、最後まで動きはしっかりとしていましたし、気持ちが入り過ぎることもなかったので、精神面についても良い意味で変わりはありません。周回コースではやや行きたがる素振りを見せているものの、コントロールは利いています。ただ、普段から煩いところを見せているので、苦しくなった時にどのように変化していくのか注意しないといけませんね。ここまで進めている限り、飼い葉はしっかり食べていますし、馬体は維持出来ているので、早期の移動を視野に入れながら、進めていければと思っています」馬体重439kg
→馬体重が軽いので早目に行けそう。坂路軽快、パワーがもっとつけば。期待度Aを維持。
ダブルイーグル 牡 父ロードカナロア、母ブラックエンブレム、国枝厩舎、80M
在厩場所：ノーザンファーム早来
担当者「昨年末まで早い組で進めることが出来ていたものの、少し苦しいところが窺えたので、年明けは少しじっくり立ち上げていくつもりでした。それに加えて両前膝に疲れも見られたことから、この中間は週3回トレッドミルでの運動と週3回坂路コースでのハロン17秒ペースのキャンターに控えています。周回コースだとコーナーで負担が掛かり易いので、膝の状態が落ち着くまでは坂路主体で進めていく方が良いでしょう。血統的に気難しい部分があると思っていましたが、ここまで進めている限り乗り難しいところはないですし、どのスタッフが騎乗しても扱いに困ることはありません。今後も脚元には十分注意していく必要があるものの、飼い葉食い含めてその他に気になるところは見られないですから、このまま順調に進めていけるように努めていきたいと思います」馬体重479kg
→動画の馬っぷりは素晴らしく見栄えがする。前膝は毎度の指摘ポイント。引き続きA。
ラルガメンテ 牝 父ドゥラメンテ、母メジロツボネ、尾関厩舎、50M
在厩場所：ノーザンファーム空港
担当者「先月もお伝えしましたが、少し前向き過ぎるところがあってどうしても前バランスで走ってしまいますね。ハミに乗っかるような走りでフォームが安定していないですから、走りの質という点では物足りなさが残っている現状です。ただ、この走りでも背腰にダメージが出てきていないですし、順調に坂路・周回コースでの調教を積めているのは良い傾向でしょう。また、馬体は順調に成長しており、背丈が伸びてだいぶ競走馬らしくなってきました。上だけでなく横の厚みも増してきましたし、その分走りには力強さが出てきたように感じます。暖かくなってくればもっと馬体は良くなってきそうで、それに伴い走りも上向いてくると思いますから、それまでになるべく課題をクリアにしつつ移動へ向けてピッチを上げていきたいと考えています」馬体重460kg
→前後バランスの修正中だが、気長に待つ。期待度はA+。
但、厩舎については結構長々と現役続行を続ける傾向を感じている。
シルクで言えばミトロジー、未勝利で障害のローディアマント、東サラのレッドアウレア、
GⅠサラのピュアブラッドなど、出資していて飼葉代の負担が長く続いている印象
(また広尾サラでも預託はあるが、あまり力は入っていない様子)。
ミトロジーくらい頑張ってくれれば納得だが、未勝利馬、1Cの高齢馬を継続するなら
賞金もそれなりには伴う結果を出して欲しい。
アルバパテラ 牡 父キタサンブラック、母マイハッピーフェイス、萩原厩舎、50M
在厩場所：ノーザンファーム早来
担当者「この中間も順調に進めることが出来ており、現在は週1回周回コースでの乗り込みに加えて、週3回は坂路コースを3ハロン45秒で登坂しています。緩さがある中でも良い動きを見せていますよ。4月生まれということで、まだ伸びしろを残していますが、馬体はしっかりとしていますし、良い意味で走りに遊びがあって俊敏な動きを見せているので、現時点での完成度は高いですよ。広いコースのゆったりとした距離が合いそうな気がしますし、そのような条件で走っている姿を見てみたい気持ちがあります。気性についても、古馬のような性格の持ち主ですし、人に従順でコントロール性が高いところは、レースでも大きな武器になりそうですね。先月、萩原清調教師が来場された際、『一番早い組で本州に移動させましょう』とのことでしたので、今のところ3月中の移動を視野に入れています。このまま何事もなく送り出せるように調整していきたいと思います」馬体重544kg
→4月生まれでこのコメントは嬉しい。大型馬で期待度はAに留めるが、楽しみな1頭。
ステートオブロック 牡 父シルバーステート、母シャンハイロック、宮田厩舎、35M
在厩場所：ノーザンファーム早来
担当者「この中間も周回・坂路コースでの乗り込みを継続しており、週3回3ハロン46～47秒で登坂しています。走りに対して前向きですし、乗り込みを進めていくにつれて動きも良くなっています。どうしても半兄ジェネラーレウーノと比較してしまうのでハードルが高くなってしまいますが、こちらはシルバーステート産駒と言うことでまたタイプが違いますし、この馬なりにしっかり動けるようになってきましたよ。自分から進んで行くぐらいの前向きさはありますが、現状では短い距離でスピードを活かせるほどの脚は見せていないので、マイルから1,800ｍぐらいの距離が良いかもしれませんね。ここまで脚元含めて気になるところはないですから、引き続き馬の状態に合わせながら良化を促していきたいと思います」馬体重474kg
→全体的に纏まっているが、逆に図抜けてない感も前回と同じ。期待度Aのまま。
オーケニアス 牝 父ロードカナロア、母タイタンクイーン、松永幹厩舎、60M
在厩場所：ノーザンファーム早来
担当者「昨年末まで坂路コースでコンスタントに乗り込んでいましたが、1月に入ってからはウォーキングマシンでの運動とトレッドミルでのキャンターに止めてリフレッシュを図っています。休ませている分テンションは高くなっていますが、馬房内で煩い面を見せることはなく、カイバもしっかりと食べていて健康状態に問題はありませんし、右前蹄に関してもその後は問題ありません。ただ、脚付きから右前脚には疲れが出やすいところがあり、引き続き脚元には細心の注意を払って進めていきます。素質を秘めている馬ですし、脚元が固まるまではじっくり進めた方が良さそうですから、もうしばらくはウォーキングマシンやトレッドミルでの調教を取り入れて、馬の成長を促すことに重点を置く方が良いでしょう」馬体重452kg
→カナロア産駒で我慢の時期が続く。期待度はB+維持。
ラトラース 牡 父キズナ、母ローブティサージュ、中内田厩舎、100M
在厩場所：ノーザンファーム空港
担当者「この中間も引き続き順調に調教を行っていて、12月と同様に週4回坂路コースでハロン16～15秒のキャンターを行っています。そのうち、週2回は2本上がっているのですが馬体が細くなることはありませんし、飼い葉の量も多く与えていて、それをしっかりと食べてくれていますから、体調面には何の不安もありません。動きについては、トモの硬さはまだ残るものの前後のつながりを感じられるようになってきて、それに伴ってだいぶ溜めの利いた走りが出来るようになってきました。数字はそれほど変わっていませんが、後躯が張り出して大きく見せるようになってきましたし、いい感じで成長してきていると思います。今の感触では早期の移動も視野に入れられるようになってきましたので、早めに厩舎サイドと連携をとって移動のタイミングを検討して行ければと思います」馬体重469kg
→前回背中が硬めというコメントだったが、柔軟性と連動性が出てきたかも。
お値段的にもダービー出走を目指して欲しい感じの1頭。期待度A+を維持。
ソニックステップ 牡 父ドレフォン、母ステップオブダンス、高野和厩舎、30M
在厩場所：ノーザンファーム空港
担当者「年末の休みを挟んでウォーキングマシンから運動を再開したのですが、初日にスクミの症状を見せましたので、他の馬よりも立ち上げを慎重に行いました。現在はすっかり元通りの調教内容に戻っており、週3回坂路でハロン15～16秒のペースで登坂しています。そのうち週2回は15-15を意識して乗り込んでいますが、だいぶ身になってきた印象で馬体重が示す通り馬体にボリュームが出てきました。肩が立ち気味の体型ですが引き続き硬さを感じさせることはありませんし、この中間も念のため脚元のエコー検査を実施しましたが、特に変化は見られませんでした。気性面も癖がありませんし、ここまではしっかりと乗り込めていますから、早めに移動させられるように取り組んで行きたいと思います」馬体重490kg
→ 相変わらず刺激的なコメントは並ぶが、順調だろう。期待度Aを維持。
今月は、キタサンブラック産駒のアルバパテラ、キズナ産駒のラトラースに改めて
期待が高まりました
