サンデーRのプライムフェイズにつき、引退が発表された。
プライムフェイズ 6歳牡 父ディープインパクト、母アメリ、藤原英→西園翔厩舎、
18戦3勝(3-2-0-1-2-10) 募集総額1億円、獲得総賞金7416万円
HP )7/14にJRA獣医師によるエコー検査を受けて、残念ながら右前脚に屈腱炎を発症していることがわかりました。この診断を受けて西園翔太調教師と今後について協議した結果、本馬をここで引退させることにしました。
これまでに蓄積していたダメージがここにきて顕在化してしまったようです。屈腱炎からの復帰は多くの場合1年を超す時間が必要になり、再発するリスクも十分にあります。それに加えて6歳という年齢と、近走の成績を考慮して引退の決断に至りました。
故障発生は残念であるが、6歳まで18戦走っていて年齢的な事を勘案、この引退判断は
やむを得ない(妥当)と思っている。
2019/12/21阪神芝1,800mで新馬勝利、北村友騎手
2020/4/11阪神芝1,600mで1勝クラス勝利、福永騎手
2022/5/17中京芝2,000m(安城特別)で2勝クラス勝利、岩田望騎手
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1億円の40口馬という事で、文字通り新車が買える金額の一口出資。
競争馬は生き物であり、怪我がつきまとう趣味。
買った高額馬が更に高い賞金額を掴んできて、晴れ晴れしい引退を迎える事は難しい。
しかし「一生一度位は、サンデーRのディープ牡馬を」という気持ちでトライした。
但、反省点も幾つかある。まず、
ツアーで事前に見ずに(カタログと動画だけで選んでしまい)、1歳秋に現地に行った。
立ち上がった時の馬のバネは凄かったが、一人の見学者に対してテンション高すぎ。
「これは、気性面で選ぶのを間違ったかも・・・」と心配になったのを記憶している。
この時の教訓として、もし将来いつかまた同じ位の一頭入魂をする時があれば、
ツアーには少なくとも参加して、仕草や内面も事前によく確認しようと思った。
あと、母父のDistorted Humor。レッドヴァールもそうだったが、ディープ産駒の割に
少々競馬に行って一本調子になってしまった。この母父はダート向きだろう。
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稼いでくれた賞金額は、結果的に募集額には届かなかった。
しかし新馬勝ち、特別勝ち等で喜びも多かったし、各陣営も馬も相応に頑張ってくれた。
一度骨折があったが18戦3勝、7500万弱の賞金。何とか格好をつけてくれただろう。
この価格帯の一口出資をする各会員の高揚感や緊張感、期待、失望などの感情を、
身をもって体感する事ができた点で、自身にとっても良い経験になったと思う。
夢をありがとう、プライムフェイズ。
長い間、お疲れ様でした。