シルクHCのラウダシオンが、今後は豪州に移るために、間もなく登録抹消となる。
ラウダシオン 6歳牡 父リアルインパクト、母アンティフォナ、斉藤崇厩舎
25戦5勝 獲得総賞金3億4759万円
2023.05.17 HP 近況
在厩場所:ノーザンファームしがらき
斉藤崇史調教師「これまで重賞を勝った時のレース内容は好位から抜け出す形でしたし、その通りの競馬をしてもらって悔いはありません。強いて言うのであれば、ジョッキーは『少し抜け出すのを我慢した』と話していましたが、ベレヌスを早めに交わしてセーフティーリードを取っていればもう少し際どかったのかもしれません。レース後も脚元含めて目立ったダメージは見られませんでしたので、16日にノーザンファームしがらきへ放牧に出しています。最後のレースを良い形で締めくくることは叶わなかったですが、NHKマイルカップを勝ってくれた時と同じような走りを見せてくれましたし、悔いのないレースをしてくれたと思います。この後は牧場で状態を改めて確認してもらい、買主に満足いただいたうえで競走馬登録を抹消することになっています」
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デビュー戦は2019年6月22日。阪神競馬場の芝1,200mで新馬勝ち(福永騎手)。
続く小倉2歳Sでは僅差3着と善戦した後、京都のもみじS芝1,400mを勝利。
不良の馬場で、ロータスランドに先着(ルメール騎手)。
続く朝日杯FS(GⅠ)では8着に敗れるも、年明けの初戦、クロッカスS(L)。
武豊騎手を背に逃げ切り勝ち。2馬身差の快勝だった。
次のファルコンS(GⅢ)では、シャインガーネットの強襲に敗れるも、9番人気にて
臨んだ3歳マイル王決定戦のNHKマイルC(GⅠ)。
コロナで無観客の、強風の吹く府中競馬場。2歳女王のレシステンシアを下し、
感動のGⅠ制覇を成し遂げてくれた(デムーロ騎手)。
夏を越してからは、初戦の富士S(GⅡ)で2着に好走。
その後、マイルCS 15着、シルクロードS 3着、高松宮記念14着と、古馬GⅠ戦の
壁に阻まれていたが、
4歳春の京王杯SC(GⅡ)。デムーロ騎手を背に、再びの重賞制覇を成し遂げてくれた。
それからも重賞戦を走り続け、5歳春にはサウジアラビアの1351ターフスプリントと、
ドバイのアルクォーツスプリントに挑戦。4着と9着。
5歳の暮れには、阪神C(GⅡ)で僅差の3着。芝1,400mでの高い適性を見せてくれた。
今年に入って、6歳馬ながらに再びサウジ→ドバイ遠征を敢行。結果は残念だったが、
ドバイ・メイダン競馬場でラウダシオンを見る事ができた。
最後は、京王杯SC(GⅡ)で善戦の7着。これから買主候補の最終確認を経て、豪州に
移り、将来種牡馬になる予定である。
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いやいや。この4年間。
どれだけ感動と元気をもらったか、分からない。
ありがとう、GⅠ馬ラウダシオン。
陣営の皆様も、長い間ありがとうございました。