昨日ミックスセールが実施されていたが、中々の活況だった模様である。
【ルナソルの場合】
① シルクHCにて45百万円(税込)の価格で会員宛に募集
② 僅か2戦で引退 (牧場系列クラブが引退判断。運用を担っている)
③ 10%の買い戻しルールにより、4.5百万円で牧場が買取
④ 繁殖牝馬セールにて47百万円で売却 (単純試算で47-4.5=42.5百万円の差益)
整理してみて、
ルナソル自体の能力としては、体質が弱くて4/30のデビューでは2.3秒差の11着。
(直前の調教は中々好タイムだったが・・・)。次の7/2のダート戦では競争中止で引退。
これだけ見ると、僅か2戦での引退も仕方はなかったかもしれない。
通例、③の牝馬の10%買い戻しは、会員にとって有難い対応と受け止められている。
また、一旦牧場が買い取った牝馬をいつ販売しようが、それも自由な行為だろう。
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但、3歳で引退するクラブ牝馬につき、この様な形で牧場が即利益を得られるのも、
また事実ではあった。
今回牧場やクラブの側に悪意があるとは全然思わない。一方、仕組み自体は出資側に
とっては、「利益相反のリスクを含んでいる」とは思っている。
各会員の目で、②の部分で各馬の運用について不適切な状況はないか、近況更新等を
しっかりと都度確認していくのが良いのだろう。
(最後に)ルナソル等の元出資馬達については、良い繁殖牝馬になって欲しい。