山形の朝（コンサート情報あり）

前記事の続きです。

『牛田智大さんモーツァルトピアノ協奏曲第20番 in 山形（2024.1.19)』途中まで書いた記事が、アプリの不具合なのか見事に全部消えていて心折れましたが気を取り直して書きたいと思います（ToT）行ってきました。 2…

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真っ暗になったすき焼きルームで、かなり低めのテンションのまま眠りに就いたのですが…

めっちゃ熟睡してしまった(〃∇〃)

自分の中では、5時くらいに目が覚めるだろうから

そしたら朝風呂に入ったり

天気がよければお散歩してみようかな、なんて思っていたけれど

時計を見たら既に7時半。

よく寝たー！＼(＾＾)／

ホテルだと遮光カーテンで朝陽が昇っても分からないことが多いけど

障子の向こうから射す明るい光。

窓を開けてみたら

鯉が泳ぐ素敵なお庭。

意外。

そうそう。新幹線の窓から見えた景色でも

家々の庭の木が、こんなふうにロープや板で円錐状に固定されていて

まるで金沢みたいだな、と思っていたのですが

金沢と同じく雪の多い山形。

雪の重みで大切な庭木が折れないように守っているんですね。

部屋の雰囲気も、明るい自然光だと印象が全然違います。

ゆったり広々。布団もテーブルも好きに移動できるし、荷物置き放題。

どこでくつろいでも自由自在。

一体私、何が不満だったんだろう。

というか、こうなると牛柄も花柄もなくてもいいような…(^^;)

まだ朝ご飯に間に合いそうだったので、お風呂に入りに行きました。

下がヌルヌルするのは、温泉特有の成分だからだったのね。

思い切って露天風呂に入ったら

熱めのお湯が柔らかくて気持ちいい。

なんだろう？この、肌で感じる懐かしさ。

視覚・聴覚・嗅覚と同じように

肌でも「懐かしい」と感じる感覚があるのは新しい発見でした。

夕べあんなに惨めな気分だったのに

晴れ晴れスッキリ。なんかとってもいい気分(*^.^*)

朝ご飯を食べる広間は、その名も「コンチェルト」。

私以外に5人くらい人がいました。

宿泊客、私だけじゃなかったんだー(〃∇〃) ホッ

バイキング形式。和洋あって充実しています。

ちょっとお皿の配分を間違えましたけど(^^;)、郷土料理がいっぱい。

左上の玉こんにゃく、右上の小豆かぼちゃ、左下の「だし」

全部山形の郷土料理だそう。

真ん中のお皿の、しそ巻きや茄子田楽も。

全部美味しい！

コーヒーのお持ち帰りも出来ました。

部屋に戻ってコーヒーを飲みながら

低いテーブルにノートを広げ

思いつくままいろんなことを書きました。

なんでも書くのが好きなんです。

畳の部屋で過ごすのも、気楽で自由でいいもんですね

昔、旅館に泊まって執筆した文豪達も、こんな優雅な時間を過ごしたのかな…。

昨日の夜は、かなりどんよりしてたのに

昨日のモーツァルトピアノ協奏曲第20番と同じく

ワタクシも長調に転調いたしました(///∇//)

もっとゆっくりしたかったけれど

電車が1時間に1本しかないので乗り過ごしたら大変です。

マンホールの蓋がさくらんぼ

駅前のポストの上にも四角いさくらんぼが乗ってます。

寒河江（さがえ）はさくらんぼの町。シーズンじゃなくて残念。

この時刻表のシンプルなこと。暗記できそう。

下りの12時なんて5時間に1本？

PASUMOもSuicaも範囲外とのことで使えませんでした。

便利さに慣れすぎて、なんでも都会の基準で考えてはいけませんね。

土曜日だったので、昨日のように高校生だらけではありませんでしたが

それなりに人が乗ってる左沢（あてらざわ）線、車内がとっても静かです。

友達同士、家族同士で乗っていても、なぜかみんなあまりしゃべらない。

しゃべるとしても、ごく小さい声で会話しています。

昨日のタクシーの運転手さん達も

こちらから話しかけない限り、ずっと静かに黙ってました。

でも、質問すると親切に答えてくれます。

山形出身の仲の良かった写真家の友人のことを、道中何度も思い出してました。

彼の実家はどこだろう。

彼のお墓はどこだろう。

確か、大好きなお母さんと一緒のお墓で眠ってると、彼の奥さんが言ってました。

電車の窓から見える景色。

うっすらと雪の積もった広々とした田んぼ。

その向こうに連なる山。

東北のこういう景色が本当に好きです。

2年前、秋田に来たときも

去年、石巻に来たときも

一人で歩いた街並みや

電車の窓から見た景色が

自分自身と対話する時間を与えてくれた気がします。

山形駅の構内のタイルが紅花でした。

紅花染めと並んで、ぶどうの樹皮で作った「最上つる細工」も有名らしい。

さて、新幹線までまだちょっと時間があります。どうしようかな。

まず行ってみたのは、ここ。

西口からすぐの「山形テルサ」。

そう。牛田くんが6月に上村文乃さんとデュオ・コンサートを行うところです。

と、思ったら間違えてました

これはお隣のやまぎん県民ホール。

（今気付いた）

山形テルサはこちらです

カフェだと思ってたあれか…(^^;)

私、多分どちらも来たことがあると思うのですが、前回来たときは、確か駅前の工事で遠回りした記憶が。

今はもうすっかり工事も終わり、駅からすぐですよ。

最後に詳細載せますが、6月は季節もバッチリさくらんぼ

そのまま、ちょっと駅周辺を散策してみました。

どこかでお昼を食べて駅に戻ればちょうどいいくらいかも。

来る前にちょっと調べたら、山形は「冷たい肉そば」というのが美味しいらしい。

夕べ運転手さんに、山形駅周辺のお勧めを訊いてみたところ

東口を出て、まっすぐ行って十字路を左に行った「すずらん通り」に食べ物屋さんがたくさんあると教えてくれました。

多分ここだと思うんだけど、お店はいっぱいあるもののみんな閉まってます。夜使用ですね。

おっと、気になる建物発見。

山形まるごと館「紅の蔵」

食べ物屋さんもあります。冷たい肉そばの写真も。

味わい深いお土産屋さん

伝統工芸の展示コーナーに入ったら、素敵な繭の飾りが。

天然の草木染めで出した鮮やかな色彩の縁起物。

紅花の紅色は、1％しか採れない貴重な色だそう。

案内係の方が、とても丁寧に教えてくれました。

一昨年、紅花染めのドキュメンタリー映画が製作されて

ナレーションを今井美樹さんが担当したそうです。

「おもひでぽろぽろ」が繋いだご縁ですね。

冷たい肉そばが食べたかったけど、残念ながらこの日は食事処が貸し切り。

少し先のお店を紹介してもらったけれど、う～ん、ちょっと時間的に厳しいかな…

歴史を感じる素敵な建物。教会？と思ったら

なんと、眼科の看板。すごーい！

人通りの少ない広々とした通りを歩いていたら、1年前の石巻を思い出しました。

知らない町を散策するのって本当に楽しい♪

今日から大寒に入った東北、とっても空気が冷たいです。

手袋持ってきてよかった。

神社があったので寄ってみました。

石が祀られています。なんだか可愛い。

手水鉢かと思って近付いてみたら、ガラス器の中に水とビー玉。水みくじ？

このときはよく分からなかったけど、水につけると文字が浮かぶおみくじのことですね。やってみたかった。

街角案内板を見たら、「文翔館（山形郷土館）」とか「やまがた伝統こけし館」とか気になるものがいっぱいある。

残念、もう時間切れ。

文翔館

やまがた伝統こけし館

行きたかった～

駅に向かう途中、目をつけていたラーメン屋さんに行ってみたのですが、結構人が並んでました。

私、いいこと思いついちゃったんですけど、山形の銘酒「十四代」を飲みながら、新幹線の中で駅弁を食べるってのはどうだろう？(〃∇〃)

そしたらお土産もゆっくり見て回れます。

山形土産なら、駅ビルの「エスパル山形」が充実しています。

これは、駅構内のお土産屋さん

さくらんぼボーロだって。可愛い♡

お土産はこちらを購入。

オランダせんべい、玉こんにゃく、おしどりのミルクケーキ

かわいいポストカードも買いました

はらこ飯のお弁当をゲットしました。宮城の郷土料理だけど(*^.^*)

少量の「十四代」が売ってなかったので、さくらんぼのお酒を買いました。

なんて可愛いお酒なの？

さくらんぼって、フルーツの中でもぶっちぎりで可愛いですよね。

「あざとい」と、他のフルーツから嫉妬を買いそうなレベルで心配です。

飲みやすいと思ったら、日本酒じゃなくてリキュールでした。

はらこ飯も美味しかった

窓から見える景色も気持ちいい。やっぱり好きだな、東北。

なんだかんだ結局、楽しく心地よい旅でした

行ってよかったです♪

やっぱり旅が好き。

山形の郷土料理の代表・芋煮が今回食べられなかったので、買ってきた玉こんにゃくを使って、今夜の夕ご飯に作ってみました。

甘じょっぱいだしが新感覚。美味しい！

あったまりますね～♨

牛田くんXより

沼尻竜典先生＆山形交響楽団との河北町公演にお越しくださった皆さまありがとうございました。モーツァルトのニ短調協奏曲を演奏したのは2019年以来。とても奥深く難しい作品ですが、長く向き合っているとそれだけ見えてくるものもあります。 pic.twitter.com/ki31XmjKDk
— Tomoharu Ushida Official (@TomoharuUshida) January 19, 2024

山形交響楽団Ｘより

本日サハトべに花大ホールにて行いました、特別演奏会in河北町🎹
終了いたしました✨

牛田智大さんのモーツァルト、とっても素晴らしかったですね😍
フィガロの結婚序曲から始まりドヴォルザーク「新世界より」✨
楽しんでいただけたならうれしく思います😊
ご来場下さりありがとうございました✨ pic.twitter.com/dV13Q9D0de
— 山形交響楽団🍒Yamagata Symphony Orchestra (@y_symphony) January 19, 2024