観てきました。

 

 

 

 

 

 

『耳をすませば』

 

 

 

 

 

 

 

 

当ブログのタイトルにもなっている『耳をすませば』。

 

 

 

ジブリ作品も、もちろん大好きです。

 

 

 

 

大好きなだけに、実写化されると聞いて複雑なものがありました。

 

 

 

 

あの世界観を、自分の中のイメージを、壊してしまいたくないという思い。

 

 

 

 

 

 

特にキャスト。

 

 

松阪桃李さんの天沢聖司は百歩譲るとして

 

清野菜名さんが月島雫って、なんか違うんだよなあ…。

 

 

いい女優さんだけど、彼女の持つ 凜として分別ある雰囲気が

 

素直で好奇心旺盛で、どこか危なっかしい感じのする雫のイメージじゃない。

 

 

 

でも、10年後ということなので、雫だっていつまでも中学生じゃないし、

 

あの頃より落ち着いてて然るべき。

(と、自分に言い聞かせた)

 

 

 

 

 

 

 

こんなに愛されてきた作品を実写化するのは、制作側もリスクを承知の上だとは思うけど。

 

 

 

 

自分のイメージへのこだわりは一旦脇に置くとして

 

やっぱり観たかったので行ってきました。

 

 

 

 

 

 

映画館で映画を観るのは、考えてみたらすごく久しぶり。

 

最後に何を観たのか思い出せない…。

 

 

映画が安く観れる日に、仕事帰りに行ったけど

 

公開から1週間も経ってないのに、人はまばらでした。

 

 

 

 

 

 

 

あらすじや結末のネタバレしないつもりではありますが

 

設定等、ある程度のネタバレは避けられないので

 

これから観ようと思ってる方は、ここまでにしてね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

物語は、10年後の聖司と雫の物語。

 

当時中学生だった2人は25歳。

 

 

 

聖司はヴァイオリン職人かと思いきや

 

映画の設定では、イタリアで活動するプロのチェリストになってました。

 

 

 

 

 

 

 

松坂さん、『蜜蜂と遠雷』では、公務員をしながらコンクールに出場するピアニストの役。

 

 

 

 

 

 

『マエストロ!』ではヴァイオリニスト役。

 

 

音楽家の役が似合いますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、出版社に入社した雫は児童書の編集者。

 

 

 

 

物語を書くという夢を追いながら、編集者の仕事の方はかなり大変そう。

 

 

 

 

 

 

それぞれが、自分の夢を貫いていたのも

 

日本とイタリアという超遠距離でありながら

 

2人の絆が続いていたのも嬉しかったです。

 

 

 

 

でも、

 

 

現実は、すべてがそんなにうまくいくわけもない。

 

 

特に、パワハラチックな編集長の下で働く雫はかなりしんどそう。

 

 

田中圭分する児童書作家の担当なのですが

 

上からの命令で、自分の気持ちとは違う要求を作家に押しつけなければならない。

 

 

これ、本当にストレスたまりそうだなあ。。。

 

 

 

 

 

 

聖司の方も、一見順風満帆そうだけど

 

音楽に自分の理想を追求するあまり

 

ピリピリして、仲間との空気感が微妙になってきたりする。

 

 

 

 

 

 

 

本の好きな雫。

 

音楽の好きな聖司。

 

自分の本当に好きなものを、理想の形で実現するのって、本当に難しい。

 

 

大人になればなるほど、いろんな事情に振り回されて

 

時々、本来の夢や理想さえもよく分からなくなる。

 

 

 

社会に出たことのある人ならば

 

誰でも経験がある、ちょっとしょっぱい現実。

 

 

でも、そういうのと折り合いつけていくのが

 

ある意味、大人になるってことでもあるのかな…。

 

 

 

 

 

 

10年後のストーリーでありながら

 

映画の大半は、中学生時代の回想でした。

 

 

 

 

中学生役の聖司は、16歳の中川翼くん。

(今気付いたけど、トーリと同じとこにホクロ描いてる?)

 

 

この天沢くん、かなりいい感じでした。

 

聖司のクールでツンデレな感じもちゃんとあるし。

 

 

 

 

 

 

 

雫役は、15歳の安原琉那ちゃん。

 

いわゆるアイドル路線とは違う雰囲気の彼女の、伸び伸びとした演技もよかったです。

 

 

ともすれば、アニメの雫より幼いくらいだけど、そこがまたリアル。

 

やや演技が大げさな気もするけれど、声がとってもいい。

 

 

 

 

 

 

 

あと、キャストが秀逸だと思ったのが

 

野球部の杉村の中学時代と10年後(山田裕貴さん)の目力がそっくり!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

で、嬉しかったのが、中学時代の回想シーンが、ジブリ作品にかなり忠実に再現されてたこと。

 

 

 

雫と聖司の出会いのシーンの

 

「やなやつ!やなやつ!やなやつ!」

 

とか

 

 

 

電車に乗り込んできた猫を追いかけて入り込んだ「地球屋」の世界観とか

 

 

 

杉村が雫に神社で告白するシーンとか

 

 

 

ちょっと言葉遣いの荒い図書室の先生とか

 

 

 

昼休みの屋上のシーンとか

 

 

 

飛行船とか…。

 

 

 

 

 

 

雫や親友の夕子のファッションも、そっくりで

 

「あっ!そのまんまだ!」

 

って、嬉しくなりました。

 

 

 

これはもう、ファンの夢を壊さないでくれてありがとう!笑い泣きという感じ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

電車から地球屋まで、雫を案内してくれた猫ちゃんの演技もお見事でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

10年後のシーンは、ちょっと重苦しかったです。

 

 

特に雫。

 

私はやはり、どうも清野さんの雫の「これじゃない感」が気になってしまって…。

 

 

 

 

清野さんというより脚本が設定したキャラなんでしょうけど

 

 

仕事では仕方ないものの

 

 

どうしてそんなに我慢するの?

 

どうして素直にならないの?

 

なんで、いつもいい人になっちゃうの…?

 

 

雫って、もっと明るくて面白い子のイメージだったのに。

 

 

 

 

 

いや、でも、これも伏線だったのかな?

 

 

 

 

 

雫の担当した作家の園村先生(ファッション独得)の

 

創作家ならではの葛藤と妥協の苦しさ

 

雫への関わり方

 

実は、かなり重要なスパイスだったのではないかと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジブリのアニメと今回の実写版が大きく違うのは

 

聖司がチェロ奏者という設定だった、というのともう一つ。

 

 

テーマになる歌が、『カントリーロード』ではなく『翼をください』だったこと。

 

 

最初は、なんでー?と思ったのですが

 

聖司のイタリアのアパートで、チェロに合わせて雫がこの歌を歌うシーン

 

多分、この映画の“肝”だと思います。

 

 

とってもよかった。

 

涙がこぼれる、とまではいかなかったけど

 

本当に音楽を楽しむことの喜びが伝わってきて

 

魂がワクワクと踊る感じが広がって

 

胸が熱くなりました。

 

 

 

 

そう、こういうことなんだよね。

 

大人になると、知らないうちに忘れてしまうことがあるけれど…。

 

 

 

 

 

包容力ある大人の男性に成長した

 

松坂桃李さんの聖司、とってもよかったなあ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イタリアの設定ではありますが

 

コロナ禍のためにイタリアでの撮影が難しく

 

ロケ地はすべて日本だったそうです。

 

大変な時期に、大変な思いをして創られたんですねえ。。。

 

 

 

 

 

それぞれに夢を持ち

 

「相手も頑張ってるから自分もがんばろう」

 

そんなふうに互いに高め会い、刺激し合える2人はとってもいい関係。

 

 

だけど、

 

それが時々、どうしようもなく苦しくなったりもするんですよね。

 

 

 

 

 

 

 

 

夢を持ち続ける。

 

大好きなものを仕事にする。

 

大切な人を信頼し、思い続ける。

 

 

これは 本当に尊くて、同時に本当に大変なことだと思います。

 

 

生きていく中で、いろんなものが見えてきて

 

いろんな現実と向き合って

 

小さなズレや歪みが生じてくるし

 

時には舵を切り直したくなる時もある。

 

 

純粋に夢を追い続けることは、確かに美談だけれど

 

ある時は勇気ある仕切り直しが必要なのかもしれないし

 

「建前」だけじゃなく、「本音」に忠実になることも大事だし。

 

 

 

だけどきっと

 

自分の心の声に 耳をすませば 聴こえてくるんだと思います。

 

 

どうしたらいいのか。

 

自分は どうしたいのか。

 

譲れない 大切なものは何なのか。

 

 

 

 

初恋の頃みたいに

 

可愛くて 楽しくて 素敵なものだけに囲まれて生きていくのは無理だから

 

ドロドロしたものや つまづきや

 

別れや 後悔や 絶望や

 

そういうのもちゃんと経験して

 

 

でも、幸せになれたらいいよね。

 

 

 

 

 

照れ

 

 

 

 

 

 

 

予告編

 

 

 

 

 

 

 

 

『耳をすませば』上映映画館情報

 

 

 

 

 

 

 

 

 

8年前の記事

 

 

 

 

 

 

 

 

映画の中に出てきた、イタリアのレストランでの食事シーン。

 

パスタやワインがとっても美味しそうだったので

 

昨日久しぶりにワインを買って、カプレーゼとか作って飲みました赤ワイン

 

 

4杯飲んだんですけど、今日は二日酔いで昼過ぎまで起きられず

 

お休みの日の貴重な時間を棒に振ってしまいました…汗えーんぴえん

 

 

 

 

 

 

 

それでは、また。

 

 

 

 

(^-^)ノ~~