野球狂の詩 | うまとらたけのページだよん

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日々感じていることを書いています。野球シーズンだと阪神タイガースと高校野球の話題が多くなります。

サンエイムックから、水島新司作品を取り上げる第3弾として、野球狂の詩が取り上げられ、コンビニの書棚に陳列されていたので、思わず購入した。


水島新司作品と言えば、ドカベンを連想する人が多いが、自分は、こっちの方を先に見た。
なぜ、野球狂の詩が先かと言うと、小学生の得意、8学年上のいとこの家に行くと、これの単行本があり、食い入るように見ていたから。

当初は、週刊少年マガジンでの断続的な連載。
セ・リーグの架空球団、東京メッツの50歳超えの岩田鉄五郎を中心とした同球団選手を主役とした物語を展開。
中には阪神に所属の選手がライバルとして立ちはだかり、田淵、江夏も登場した。

女性の水原勇気を主人公にしてからは、毎週の連載となったが、いとこが高校卒業と同時に実家から離れ、単行本も見れなくなったため、水原編はそんなに見ていない。

50年前は、女性が野球をする発想がなく、似た競技で狭いエリアでやるソフトボールをしていた。
今でも女性はソフトボールをする傾向だが、野球も小学生なら男子と一緒のチームでするし、中学生以上なら女子の中だけで野球する人も増えている。
高校生だと女子野球部のところもあるが、少ないがゆえに公式戦に出られないのを承知で、男子に交じって練習する人もいる。

水原編は反響を呼び、実写映画やテレビアニメ化された。
今となれば、水島さんに先見の明があったと評価されることになる。

その後もサザエさんの如く、登場人物が年を取らない感じで、派生作品が作られ、ドカベンと登場人物との対戦を描いた作品も登場した。

水島作品の3つの柱。
高校野球を描いたのが、ドカベン。
プロ野球のパ・リーグを描いたのが、あぶさん。

同じくセ・リーグを描いたのが、野球狂の詩と言えます。