ナベツネ逝く | うまとらたけのページだよん

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日々感じていることを書いています。野球シーズンだと阪神タイガースと高校野球の話題が多くなります。

愛称若しくは嫌いな人だと蔑称のナベツネとあだ名された渡辺恒雄氏が亡くなられた。
98歳。憎まれっ子世に憚るで大往生だった。

渡辺氏は、読売新聞主筆。
若い頃は、政治記者として活躍。年を取るにつれ、自由民主党の有力者と親しくなり、政界の仕掛け人として、影響力を発揮した。

政界での影響力をスポーツ界でも発揮。
相撲では横綱審議委員。読売新聞グループでは野球とサッカーとチームがあり、野球ではフリーエージェントの権利を得た選手をかき集め、サッカーでは野球の巨人のような立場にしようとし、地域密着を絶対とする川淵三郎Jリーグチェアマンと対決したのが印象に残る。

渡辺氏は、高圧的な態度で嫌われていた。特に20年前のプロ野球選手会のストライキに「たかが選手」と発言し、嫌われる人物の代表となってしまった。

訃報が一般紙に加え、スポーツ紙でも一面を飾った。
この時期のスポーツ紙の一面って、有馬記念一色となるのが差し替わる。
良くも悪くも大人物だった渡辺恒雄氏のご冥福をお祈りします。