小林繁 | うまとらたけのページだよん

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日々感じていることを書いています。野球シーズンだと阪神タイガースと高校野球の話題が多くなります。

今月のベースボールマガジンは、阪神時代の小林繁さんの振り返り。

小林さんの阪神入団の経緯が、今後もあり得ないであろう衝撃的な内容。
小林さんは、昭和54年に阪神に入団した。
当時、江川卓さんが巨人に入団したく高卒、大卒時に巨人以外の球団にドラフト1位指名されたが、これを拒否。3度目の指名は大卒後に無所属で1年待ったが、ドラフト前日は、全球団が契約できるという屁理屈こねて巨人が入団契約したけど、プロ野球機構は契約無効と判断。ドラフトでは阪神が江川さんを1位指名。超法規的措置で江川さんが阪神に入団即巨人にトレードで決着。トレード相手が小林さんだった。
阪神と巨人が選手同士のトレードをするのは今でもまれである。
両球団の選手が互いに移籍するケースは、現役ドラフトや戦力外選手を獲得するのが、今後も一般的であると思われます。

当時の巨人はV9時代の名残りでリーグ優勝を重ね、阪神は10年以上優勝できない状況。
小林さんは辛辣に「阪神に伝統はない」と言い放ち、掛布雅之さんが発奮し、この年ホームラン王に。小林さんは、巨人戦8連勝を含め22勝を挙げた。

小林さんは、巨人は組織で戦っていることを唱え、川藤幸三さんに選手のまとめ役を依頼したことも、今回の雑誌で披露されている。
小林さんは、昭和58年に引退したが、その2年後の日本一に間接的に貢献したと言えます。

小林さんは、57歳で平成22年に死去。オレもこの年齢を超えてしまった。
存命だったら、解説や評論活動しているんだろうなぁ。ご冥福をお祈りします。